RUGBY WORLD CUP JAPAN 日本 2019

ついに始まったぞ!RUGBY WORLD CUP JAPAN 日本 2019
日本まで来てよかった。本当にそう思えた。4年に一度じゃない、一生に一度だ。確かにそう思えた。まだ始まって3日目だけど日本にきてワールドカップを肌で間近に感じてそう思った。日本代表は初戦開始でガチガチに緊張しているように見えた。素人の私が試合内容について分析するのは愚の骨頂だろう。世界ランク20位のロシアと同10位に日本、実力通りの結果でまずはオッケーといったところだろう。

私は家族と一緒に横浜のファンブースへ出かけて日本の初戦を観戦した。19日に夕方の香港エキスプレスで香港を出て11時すぎに羽田に着いて近くのホテルに泊まった。翌日、朝から滞在拠点とした「ホテルアソシア新横浜」に移動した。

ホテルアソシア新横浜:https://www.associa.com/syh/
スタッフのみなさんがとてもいい感じで気持ちよく滞在できました。お勧めです。

ホテルのロビーやエレベータで明らかにワールドカップ観戦に来たと思える外国人も多くいた。笑顔で話しかけると笑顔で返してくれる。翌21日はニュージーランドと南アフリカの大一番だ。It’s big game tomorrow. と声をかけると Yahaaaaa と気合いの入った声で話し始める。早口で聞き取れない。でも雰囲気に合わせて相槌をうつ。この仲間意識がきっとラグビーならではなんだろうと思う。ラグビーは世界の共通語だ。翌日のビッグゲームを前に、今日は我らが日本代表の初戦だ。相手はロシア、当初私はホテルの部屋でゆっくり、そしてじっくり観戦しようと思っていた。昼過ぎになってネイルを予約していた嫁さん(ワールドカップ観戦に日本に来ているというのに事前にネイルを予約している、この周到さは大したもんだ)が、ファンゾーンでパブリックビューイングがあるでと教えてくれた。ほんじゃ行ってみるかということで新横浜からみなとみらいの臨港パークまで行ってみることにした。5時の開場前に着いた。入場ゲートには列ができて多くのラグビーファンがゲートが開くのを待っている。いい感じの雰囲気だ。しばらくすると入場できた。中にはハイネケンや崎陽軒、横浜商工会などの屋台テントが並んでいる。缶ビールが500円、まぁ仕方なし!一生に一度のワールドカップやし許してやった。開会式のセレモニーが始まるころには会場の芝生の座敷エリアとその周りは超満員だ。キックオフのカウントダウンに合わせて周りも大きな声を合わせる!最高の雰囲気だ。その雰囲気の中、トゥポーのノッコン、そしてロシアに先制トライを奪われて、会場全体が大きなため息に包まれた。やっぱり緊張してるんだなぁ〜まぁ終わってみると、30ー10の満足初戦だった。

私たちは早めに到着したこともあって芝生の升席の中でゆっくり観戦していた。後半に入ったところで西洋人二人がカップビールを手に我々の前のスペースに入ってきた。明らかに酔って上機嫌だ。座るぎわに「Where is my beer? 」と声をかけると「Wow sorry sorry.」と少し戸惑ったようだった。どこから来たの?と聞くとなんと香港からだという!そして息子はU12でサンディーベイでラグビーをやっているという。なんという偶然だろう。ももかがフットボールクラブでU14だというと「フットボールクラブ!」オーノー (ˆˆ)  彼の名誉のために付け加えると、2杯目のビールを買いにいって戻ってきたときには私の分のビールもちゃんと買ってきてくれました。こんな出会いもラグビーならではなんだろうな!香港での再会が楽しみだ。

さぁ、明日は世界ランク2位 ニュージーラント 対 4位 南アフリカ戦だ。ワクワクする。どんな試合になるか。ももかはニュージーランドを応援するらしい!

日曜練習

9月に入ってもまだまだ暑い香港、11時30分にメインピッチ集合したメンバーはアップを兼ねての鬼ごっこで体を暑さに慣らしたあとコーチを中心に集められた。そこで、一人づつ名前を呼ばれてバックスとフォワードに分けられた。ももかはフォワード、事前に選手から提出されていた希望ポジションのリストをもとにコーチスタッフが割り振りをしていたようだ。ももかは希望していたフォワードに割り振られた。U14チームは総勢、約30人ほどだ。遠目にみていてフォワードに割り振られたのは12〜13程度に見えた。家の中では態度も体もでかくなったと思ってみてたけどチーム、特にフォワードの中に入ると小さく見える。少し余談になるが、香港のラグビーのレベルは近い将来間違いなく世界レベルに追いつくと思う。それは男子も女子も、15人制、7人制のどちらもその可能性は高いと思う。ももかが所属するここ、香港フットボールクラブだけでも男子は1000人以上の子供達が整った環境のなかで平日、週末と練習に励んでいる。女子も人数こそ男子ほど多くはないが下はU6、8からU16、19と多くのクラブチームが活動をしている。日本との大きな違いは体格だ。西洋人の子供たちが日本人の年齢の概念とはまったく合致しないくらいデカイ!それは男子もそうだが、ももかが所属するU14の女子は半端なくデカイ、170cm以上ある娘が3人もいる。背が高いだけじゃない、サイズもある。この娘たちが本気でラグビーに取り組み始めたらと思うとワクワクしてくる。バックスとフォワードに分かれての初めての練習だ。フォワードは最初にスクラムの基本姿勢を教わっていた。四つん這いになって背骨を反らせてルックアップとコーチから声をかけられては基本姿勢を試されていた。途中、コーチからお尻や背中を押されてはみんな姿勢を崩れないように耐えていた。昨シーズンのU12では、試合は10人制で、スクラムはほとんどノーコンテスト状態だった。今シーズンのU14からは15人制で、本格的なラグビーだ。当然、スクラムも押し合いになるんだと思う。スクラムの基本姿勢を教わったあとはラインアウトをお試しでやリ始めた。体の小さなももかは大きな選手がリフトしてボールをキャッチする様子を横でみていた。横の写真は仲良しのオリビアだ。フッカーを希望していてラインアウトもスローワーをやっていた。それにしても暑い、気温は30度を超えている。たまたま今日は湿度はさほど高くなく屋根のしたの日陰は天井にある大きな扇風機のお陰で暑さはさほど感じない感じ(笑 でも、グランドは相当に暑いだろうなぁ〜休憩で水を飲みに戻ってくる娘たちの頬っぺたは赤く火照っていた。ご苦労様って感じだ。長めの休憩をとったあとは、全員を2つのチームに分けてタッチ形式の AD が始まった。タッチされるとコーチの笛に合わせてラック、スクラムハーフからボールが出されてゲインしていく。これを繰り返す。U12の時と違って横に走り回る娘はほとんどいない。ボールを持って前にゲインしてラック、スクラムハーフがバックスへ展開していく。それなりにラグビーの形になっている。このチームの中で頑張ってレギュラーを勝ち取ってほしいものだ。頑張れッももか!

練習が終わってお昼を食べたあと、コーズウェイベイを歩いていると多くの星条旗を掲げたデモに出くわした。ランチをした店の人によるとデモの影響は大きく て大打撃とのことだった。気持ち的には応援するが、なんとか出来るだけ早く平和な香港に戻ってほしいものだ。

朝練

8月24日以来の練習だった。マレーシアと日本と一週間ごとの出張で、日々のストレッチもついついサボり気味で、不安を抱えての練習だった。いやぁ〜きつかった。10月から始まるシーズンに向けて試合を意識したメニューになってきている。当然、コンタクト練習も始まってくる。ヘッキャをつけて、「あちゃ〜マウスピースを忘れた(><)」一気に気持ちが萎える。実は前回の練習で誰かの頭が前歯にがっつり当たって一週間以上、前歯でものを噛み切るときに違和感があった。おそらくマウスピースをしていなかったら出血と歯がグラグラになっていただろうと思った。まぁ今は痛みもなく普通に戻ってはいたけど、マウスピースを忘れたてしまったという事実で少し弱気になった。

我らが GaiWu Blossomes は、今シーズン Community League 2 というカテゴリーでシーズンを戦うことになる。Thphoon, DB Pirates, City RFC, Barbarians, Tin Shui Wai RFC の6チームだ。帰任者もあったが新規でチームに加わったメンバーも含めて新しいチーム体制で望む2019-2020シーズンだ。夏場の練習は出張が重なったこともあって十分とは言えないが、今日の練習で少し動き方については確認することが出来てよかった。あと三週間程度、できる事をしっかりやってシーズンに入ろうと思っている。

Sunday training Ver.2

今日は新しいシーズンが始まって、
2回目の Sunday Training だ。今は木曜日の夕方に平日練習も始まってて嬉しいことに自分から進んで通うようになってくれた。練習メニューも先週と比べると少しラグビーの練習っぽくなってきた(笑
4人でのランパス、途中からコーチがディフェンスとして前に立つ、声を出してボールを呼べと指導される。休憩後の集合では、10秒で集まれなかった選手はグランドの端まで走れと言われる。いい感じだ。昨年のU12までの子供ラグビー気分では通じないことを少しづつ覚えさせていくんだろう。
チーム構成は、2006年と2007年生まれで今年13歳と12歳になる選手で総勢30名くらいだ。U14と言っても、ももかは11月生まれで実際はまだ11歳だ。1歳違うと体格の大きな差がでる。外国人と日本人の体格差は歴然で少し心配になったりする。さぁこれからもっと本格的にラグボーが始まる。頑張って!

元気に朝練!

今日も元気に朝から練習。早朝8時集合にもかかわらず12人が集まった。いつものように準備運動をやって軽めのタッチゲーム、朝早い時間ということもあってさほど日差しも強くなくいい感じだ。その後はコース分けしたラインでランパス、ディフェンスをつけてのランパス、水を入れて、スクラムの基本姿勢の確認。タックルとオーバー、このあたりからみんなある程度コンタクトの意識であたりが少しづつ本気モードに入ってくる。最後に少し狭めのスペースで本気モードのラック中心のADだ。眉間、鼻筋、顎としっかり擦りむいたのと、あたりに行って相手の頭を顎にもらったのと、ラックで上からのしかかられて「うぎゃッ」となったくらいで大怪我せずに今日も楽しい練習でしたぁ!

上の写真:眉間のすりむき傷
右、練習終わって疲れたぁ~

 

U14 Girls season has been begun.

U14 Girlsの2019ー2020シーズンが始まった。
ももかにとってはフットボールクラブでプレイする3シーズン目になる。今日開かれたフットボールクラブとしての初回ミーティングでは、U14、U16、U19のマネージャー、コーチ陣が父兄に対して紹介された。香港代表経験者やワールドレベルのA級コーチライセンスなど期待できる布陣だと思った。残念ながらももかは日本に居て今日は欠席だ。それでも昨シーズン一緒に戦ったチームメイトたちが私を見るたびに「Where is Momo?」と声をかけてくれた。ミーティングの後、簡単な練習をして新チームとしてのジャージ、練習用シャツ、パンツにソックスをもらった。自分がプレイする訳ではないが嬉しくで気持ちが高ぶってくる。頑張れぇももか!

雨練

雨、いつものハッピーバレーのピッチに着くといきなりの土砂降りになった。いつもは8月の日差しよけのテントの中でみんな今日の練習は無しやなぁと冗談まじりで話しながら笑いあっていた。

雨の中での練習になるたびに俺は必ず高校時代のことを思い出す。佐世保西高等学校ラグビー部、雨が降り出した午後の授業の終わりころにチームメイトから「今日、赤鬼来るって!」って噂が回ってきた。「うっそぉだろ?」「本当にっ?」「うん、青鬼も一緒だって」「えぇ〜っ(><)」授業が終わって雨が降るなか校舎の裏手にある部室にいくと赤鬼と青鬼が立っていた。「はよぉ着替えろっ!」言われるままに臭いジャージに着替えて雨が降りしきるグランドへ!この赤鬼と青鬼は西高ラグビー部のOBで、福岡工業大学のラグビー部だった。1本目だったかどうかは当時は知らなかった。覚えているのはとにかく「怖かった」ってことだけだ。大学の試験休みなのか、練習の合間に休みがとれると母校に帰ってきて現役の選手たちをシゴくことを楽しそうにやっていた。雨が降った日は最悪だった。その日、集まった現役の選手たちは7〜8だったと思う。要領のいいやつは授業が終わってすぐに帰っていた。雨が降りしきるなかグランドに集められた俺たちは、傘をさしながら赤鬼がグランド中央に蹴り出したボールめがけて走っていってセービングをさせられるのだ。合図のあとに「うぃ〜っすッ」と大きな声を出して雨でぬかるんだグランドを走っていってただボールにセービングする。泥と水しぶきが周りに飛び散っている。わざと水たまりが出来た中にボールを蹴り入れる。順番にセービングする。下校途中の生徒たちが笑いながら見て横を通りすぎていく。職員室からもグランドは丸見えなのにラグビー部の顧問の中尾先生さえ止めさせようすることはなかった。雨の日の練習になるとあの時の赤鬼と青鬼のことを思い出す。

今日はそんなことを思い出しながらの練習だった。こんな雨の中でも17人ものラグビー好きが集まった。土砂降りで雷が時折響くなか走り回っていた。日々の生活のことから解き放たれてただボールを追いかけて走る、走る、そしてみんな笑顔になる。やっぱりラグビーっていいなと思う。練習後の飲みもまた楽しい。最高にいい仲間たちだ。でも今日のスパークリングワインはちょっとヤバい!飲みすぎた。途中、日本に帰任した高原にも電話して迷惑かけた。反省!「ごめん、許せ高原!」

デフラグビーの優しくて強い男たち

7月30日、午後7時過ぎ私は King’s Park のベンチにひとり座って彼らの到着を待っていた。メインピッチではタイガースのファーストの選手たちが練習の前のストレッチを始めている。ビールを半分くらい飲み終えたころ、数人の間違いなく日本人と思える男たちが周りをキョロキョロしながら近づいてくるのが見えた。胸に「三機工業」というスポンサー企業のロゴマークが入ったトレーニングジャージを着ている。間違いない、彼たちだ。聴覚障がい者ラグビー7人制日本選抜チーム「クワイエットタイフーン」の選手たちだ。
明日の香港との国際親善試合に参加するためにこの日、香港に到着したばかりだ。先頭を歩いてきた青年に「キャプテンの大塚さんは?」と声をかけた。正直に言うと、実は私は声をかけるのを一瞬躊躇した。彼らが「Hearing Impaired(聴覚障がい者)」であることを知っていたからだ。
すると「後ろから来ています。」と教えてくれた。確かに少し聞き取りづらい印象は受けたが、普通に意思疎通が出来たことに少し腰を折られた気がした。すぐに大塚キャプテンが来てくれて「渡邊さんですか?ありがとうございます。」と顔をくしゃくしゃにした笑顔で挨拶をしてくれた。周りにいた他の選手たちは「誰やろっ?このおっさんは、ビール飲みながらキャプテンと挨拶なんかしてるし???」といった様子で見ていた。そりゃそうだと後から思った。香港との親善試合の前日練習グランドで知らないおっさんとキャプテンがなんで知り合いなんやろ?と不思議がるのも無理はない。

聴覚障がい者ラグビー国際親善試合、このイベントが King’s Park で行われることを知ったきっかけは、私が所属する香港日本人ラグビーチーム GaiWu Blossoms の兄妹チームの Christy から届いたメールだった。31日朝9時からだから応援に行ったら?というものだった。そこには、Japanese Deaf Rugby against Hong Kong Deaf Rugby team  と書いてあった。すぐにネットで調べてみるとすぐにそのページは見つかった。「Equal through Rugby」スローガンを掲げて笑顔でうつる選手たちの写真とともに歴史や活動内容が書かれていた。その中に確かに「Hong Kong tour 2019」というタグがあって内容を確認すると確かに31日に親善試合とタッチラグビーのエキシビションマッチへ参加するという情報が書いてあった。すぐに「お問い合わせ」のタグからメッセージを送信した。香港在住で日本人ラグビーチームに所属していること、そして、31日は必ず応援に行きますと!翌日になってメールの返信が届いた。その返信メールをくれたのがキャプテンの大塚さんだった。ホームページには遠征のスケジュールも開示されていて、30日に日本から移動して13時に香港着、19時30分から練習することがわかった。練習場所までは書いてなかったのでが、きっと King’s Park だろうとヤマを張って待っていた。それが冒頭の話です。

練習を見に行こうと思った理由は、彼らはどうやって試合中にコミュニケーションを取るんだろう?それを実際に見て確かめたかったのです。練習を見ていて思ったのですが、彼らの練習風景をみていて思ったのは、よくコミュニケーションをとっているなということです。会話の基本は当然ですが「手話」です。練習前の少しの時間や練習が始まってからも常に会話しているように見えました。それからとても印象深かったのが意思疎通をはかる能力がとても高いんじゃないかということです。それは各自が周りの次のプレーを予測しての動きなのか?経験から身についた自然な動きなのか?直接聞いたわけではないので、私の勝手な推測でしかないのですが、確かに間違いなく選手それぞれが周りを認識して動いているように見えたのです。それは目から入る情報と肌で感じる振動情報を敏感にキャッチしているのかもしれないなと思ったのです。実際、トレーナーさんが手を大きく叩くとみんながそれに反応します。音として認識するのではなく振動として認識しているのかな?と思ったのです。1時間ほどの練習を見学させてもらって自分の疑問をスッキリさせて、ストレッチしている選手たちに挨拶をしてピッチを後にしました。

朝、天気はどんよりとした曇りというか霧雨状態。スマホで香港気象台の予報を見てみるとすでにシグナル3が発令されてた。それでも傘を持ち歩くのが嫌いな私はいつもの香港みたいに午後からカンカン晴れになるんじゃないかなぁと思いながら、でも一応折り畳み傘をもって家を出た。最寄のジョーダン駅について階段を登って地上へ出てみると朝みた曇り空が少し明るく見えて、雨は降っておらず自分の信条を曲げて傘を持って来たことを少し後悔した。グランドでは香港チームとレフリー、デディカル、大会の関係者たちが準備を進めていた。国際親善試合と言っても手作り感のある大会だ。現在、アジアでこのデフラグビーを実際に行っている国や地域は日本と香港だけらしい。発起人の長田さんによると日本でも15人の選手が揃えられないというのが実態だそうだ。その意味ではセブンスというカテゴリーはオリンピック競技でもあるし合っているかもしれない。今回の大会に向けて選抜された選手たちは普段は関西と関東で別れて住んでいて、個別で練習をしているそうだ。監督の落合さんによると今年の3月から毎月合宿をしてチームを仕上げてきたそうだ。今回の香港との親善試合をひとつのきっかけとして聴覚障がい者ラグビーの輪が大きく広がっていくことを願うばかりだ。

選手たちアップを終えて合わせの練習を始めたころ小雨が降り出した。と同時に香港気象台が12時から2時の間にシグナル8を発令を検討していることがわかった。シグナル8が発令されると香港の学校や公共機関、店舗など全てがクローズされる。当然、ここ King’s Park も例外なくクローズされることになる。よりによって台風も今日の親善試合に合わせて来なくてもいいのに。。。
10時45分、第一試合が始まった。雨はどんどん激しくなっていく。とんでもない豪雨になったり、でも一瞬小降りになって空が明るくなりかけてまた豪雨、そんな最悪のコンディションの中、選手たちは一生懸命に走っている。グランドの上からビデオ撮影しながら見ているとデフラグビーであることを感じない。一人一人が周りを常に意識して手や目を使ってコミュニケーションを取りながら組織として相手と戦っている。それは香港のチームを同じだ。感動した。できればもっといい天気のもとで試合ができていればと思った。3試合ともにクワイエットタイフーンが香港を圧倒して勝利した。今回の親善試合を第一回と位置付けており、香港チームとは今後も定期的に開催していくを約束したとキャプテンの大塚くんが試合の後に話してくれた。記念すべき大会に少しではあるけれど関われたことをとても嬉しく思っている。別れ際に選手みんなが握手をしてくれた。そして口々に「ありがとうございます。」と言ってくれたのがはっきり分かった。この時私は彼らの計り知れない「優しさと強さ」を体いっぱいに感じていた。なんとも不思議な感覚だった。こちらこそ「ありがとう」と心から思った。また、来年香港で会おう!聴覚障がい者ラグビー7人制日本選抜チーム「クワイエットタイフーン」

日本聴覚障がい者 ラグビーフットボール連盟ホームページ:https://deaf-rugby.or.jp/

ルーク

2018-2019 シーズンが終わって久しぶりにルークにあった。South China Tigers の試合であったのが最後だから2ヶ月ぶりくらいかな?ルークは一回り大きくなっていた。デカッって感じだった。昨シーズンのMVPにも選ばれて、いいシーズンになったと思う。でも今時点で日本でプレーする機会はまだない。バンコクで買ってきたペアの帽子を被って喜ぶルークとイシカを見ているとこっちまで嬉しくなってくるわ!
ちっと気になるニュースをネットで見つけた!ラグビーのプロ化構想を清宮副会長が発表した。2021年からのスタートを検討しているらしい。ルークが日本でプレイできる可能性が広がってくれるといいなぁと思う。
ニュースのリンクはこちら:https://www.sanspo.com/smp/rugby/news/20190728/ruo19072821110005-s.html?fbclid=IwAR0Dd5yOv7ctRiawaHFSRMQDs-sd9aPSDPYNs-sAg2L6P5tms1qVUY-sxu8