The first game of U14 Girls Rugby in Hong Kong

ももかの新しいシーズンが始まった。来年1月の決勝トーナメントまで5チームで優勝を目指して戦うことになる。今日は Flying Pirates との初戦だった。先週、事前に先発メンバーが発表されていて、ももかはHOで CO-Captain に選ばれていた。驚いた!本人もびっくりしたようで、試合前には、初戦にキャプテンという肩書きで少し緊張して戸惑っていたようだった。

香港の女子ラグビーのカテゴリー分けは、それぞれが U14 Girls League、
U16 Girls Leagueそして U19 Girls Leagueと3つのカテゴリーに別れている。ももかの U14 は12歳から14歳で構成されている。詳細はこちら:U14 Girls League

前半のキックオフを自陣の左奥まで蹴りこまれて攻め立てられた。一度はゴールラインまで攻め込まれたが相手のトライをパイルアップして持ち堪えたが、その後のスクラムからブラインドサイドを抜けられて先制のトライを許した。あっという間に攻められて何が何だか分からないままにスコアされた様子だった。それでもマイビールキックからの再スタート後に敵陣右奥に攻め込んだラックから同じくブラインドサイドを14番がまっすぐ走り抜けて同点のトライ!その後も2つのトライを奪って前半を終了できた。

試合は25分ハーフ、ピッチは成人と同じサイズだ。試合前は U14 には少し広くて厳しいんじゃないかなという心配もあったが、そんな心配は無用だった。逆にこの広さがないとバックスへボールを展開して走りきるようなランの攻撃ができないんだなと一人内心納得していたのでした(笑

ももかにとっては初めての15人での試合、しかもフルサイズのピッチで初めてのHOで先発できた。きっと思い出に残る試合になったはずだ。これまで毎週木曜日の夜練習も欠かさず参加していた。コーチの指示には真っ先に素直に従って取り組んでいた。今朝、集合場所の Football Club にいく途中で、試合中の課題としてタックルをあげていた。心の中でタックルに行けない自分と戦っているようだった。ラグビーを通じてちゃんと成長しているんだなと嬉しくなった。

前半を終わって、3本ー1本で優位に試合は進んでいきそうな雰囲気だったがディフェンスのギャップとやはりピッチの広さに疲れたのかチーム全体の動きが鈍くなった。途端に立て続けに2本をとられて同点、流れが相手チームに行きかけたときに頼りになるオリビアが何人もの相手選手を引きずりながらもゴールポスト下へ勝ち越しのトライを決めた。その後、相手の心を打ち砕くようなダメ押しのトライを決めて6本ー4本でシーズン初戦を勝利で飾った。

ももかは何度もラックやモールからもらったボールを前に攻め込んで着実にゲインしていた。ナイスプレイだったと思う。上出来だった。それにもまして嬉しかったのは、自分の弱みだったタックルにちゃんと取り組んでいる姿が見れたことだ。向かってくる相手に肩から当たってしがみついて倒した場面が何度かあった。試合のあとに「タックルいったところ見てたで」嬉しそうに「少し怖くなくなった」と笑っていた。

NHKのサンデースポーツに出ていたスポーツジャーナリストの「藤島大さん」が今回のワールドカップを通じて「ラグビーっていいもんだなぁ」という気持ちが広がってほしいと言っていた。本当にそう思う。ラグビーっていいもんだなぁ。

試合後に仲良しのシエラと一緒に!来週、再来週と強敵の HKU Sandybay 、Valley Fort と、厳しい試合が続く。楽しみだ。頑張れ MOMO!

平日練習

毎週木曜日の練習は欠かさず参加している。しかも嬉しそうに!ももかの木曜日は少しハードだ。朝、7時40分前には家をでる。電車に乗って3駅目が学校の最寄り駅だ。授業が終わるのは3時30分、それから電車を乗り継いで Causeway Bay まで行って1時間の塾(KUMONにいくもん)通い。5時過ぎには終わって Football club で 18:00から19:30までが練習だ。 そこに行くと楽しい仲間と一緒にラグビーあが出来る。とても楽しそうだ。私も嬉しい。最近はひとりでラグビー中継を見ながら「今のはノットリリースや」とか、「あれはオフサイドやわ」とか一緒に見ている嫁さんに解説してくれるらしい。たいしたもんだ。
それにしてもここ香港のラグビーが出来る環境はすばらしいと思う。ももかは今シーズンはU14としてシーズンを通してリーグ戦を戦う。香港ラグビーユニオンが運営しているリーグ戦だ。おおよそ20近いカテゴリーに分かれていている。最上位はプレミアリーグ、その中から香港代表が選ばれている。このブログを始めたきっかけでもある「ルーク」は今年から代表に選ばれている。そのカテゴリー分けの一番下に位置する「Under 14 Girls League」が、ももかが戦うリーグだ。
夕方からピッチは複数のチームの練習で混雑してきた。U14 Girls の横ではU16が練習してしている。奥のほうではU16 U19 Men、時間が遅くなるにつれて大柄な男達が続々とピッチに姿を現してくる。香港のラグビーは強くなるだろうなぁ~間違いなく強くなるだろう。そう思う。

HKRU : https://www.hkrugby.com/pages/under-14-girls-league

私がピッチに到着したのは7時前、U14 Girls はタッチゲームをしていた。タッチゲームでもどうやって攻めるかチーム内で話し合うように指示がでる。遠めで見ている私には当然、何を話し合っているのかは聞こえない。話しているリーダーの声にみんなが頷いている。リーダーは身振り手振りでみんなに激を飛ばしている。ラグビーで欠かせないチーム内でのコミュニケーション。この年代から習慣付けているのかもしれない。すばらしいと思う。

日曜練習

9月に入ってもまだまだ暑い香港、11時30分にメインピッチ集合したメンバーはアップを兼ねての鬼ごっこで体を暑さに慣らしたあとコーチを中心に集められた。そこで、一人づつ名前を呼ばれてバックスとフォワードに分けられた。ももかはフォワード、事前に選手から提出されていた希望ポジションのリストをもとにコーチスタッフが割り振りをしていたようだ。ももかは希望していたフォワードに割り振られた。U14チームは総勢、約30人ほどだ。遠目にみていてフォワードに割り振られたのは12〜13程度に見えた。家の中では態度も体もでかくなったと思ってみてたけどチーム、特にフォワードの中に入ると小さく見える。少し余談になるが、香港のラグビーのレベルは近い将来間違いなく世界レベルに追いつくと思う。それは男子も女子も、15人制、7人制のどちらもその可能性は高いと思う。ももかが所属するここ、香港フットボールクラブだけでも男子は1000人以上の子供達が整った環境のなかで平日、週末と練習に励んでいる。女子も人数こそ男子ほど多くはないが下はU6、8からU16、19と多くのクラブチームが活動をしている。日本との大きな違いは体格だ。西洋人の子供たちが日本人の年齢の概念とはまったく合致しないくらいデカイ!それは男子もそうだが、ももかが所属するU14の女子は半端なくデカイ、170cm以上ある娘が3人もいる。背が高いだけじゃない、サイズもある。この娘たちが本気でラグビーに取り組み始めたらと思うとワクワクしてくる。バックスとフォワードに分かれての初めての練習だ。フォワードは最初にスクラムの基本姿勢を教わっていた。四つん這いになって背骨を反らせてルックアップとコーチから声をかけられては基本姿勢を試されていた。途中、コーチからお尻や背中を押されてはみんな姿勢を崩れないように耐えていた。昨シーズンのU12では、試合は10人制で、スクラムはほとんどノーコンテスト状態だった。今シーズンのU14からは15人制で、本格的なラグビーだ。当然、スクラムも押し合いになるんだと思う。スクラムの基本姿勢を教わったあとはラインアウトをお試しでやリ始めた。体の小さなももかは大きな選手がリフトしてボールをキャッチする様子を横でみていた。横の写真は仲良しのオリビアだ。フッカーを希望していてラインアウトもスローワーをやっていた。それにしても暑い、気温は30度を超えている。たまたま今日は湿度はさほど高くなく屋根のしたの日陰は天井にある大きな扇風機のお陰で暑さはさほど感じない感じ(笑 でも、グランドは相当に暑いだろうなぁ〜休憩で水を飲みに戻ってくる娘たちの頬っぺたは赤く火照っていた。ご苦労様って感じだ。長めの休憩をとったあとは、全員を2つのチームに分けてタッチ形式の AD が始まった。タッチされるとコーチの笛に合わせてラック、スクラムハーフからボールが出されてゲインしていく。これを繰り返す。U12の時と違って横に走り回る娘はほとんどいない。ボールを持って前にゲインしてラック、スクラムハーフがバックスへ展開していく。それなりにラグビーの形になっている。このチームの中で頑張ってレギュラーを勝ち取ってほしいものだ。頑張れッももか!

練習が終わってお昼を食べたあと、コーズウェイベイを歩いていると多くの星条旗を掲げたデモに出くわした。ランチをした店の人によるとデモの影響は大きく て大打撃とのことだった。気持ち的には応援するが、なんとか出来るだけ早く平和な香港に戻ってほしいものだ。