最高に楽しめた充実の6日間
多くの観衆が帰りはじめた啓徳スタジアムの最前列でセブンスの余韻を惜しむようにを娘と二人で一面に広がる緑の芝を眺めていた。足元にはカールスバーグのジョグの容器と大き目の紙コップとが多く散らばっている。ピッチ中央のHONG KONG Sevens 2026の表彰台のまわりには男子決勝で連覇を狙ったアルゼンチンを大差で破った南アフリカ、女子は圧倒的な強さでオーストラリアを破って4年連続優勝のニュージーランドの選手達がいくつかのグループを作って談笑している。終わったんだなぁという空虚感にも似た幸福感で満たされた感覚だ。4月14日に始まったHKFC 10sと Hong Kong Sevens の6日間は僕の香港でのラグビーシーンの記憶にしっかり残り続けるだろう。本当に楽しかった。HKFC 10sではももかがHong Kong Bauhiniasのメンバーに選ばれてプレイした。相手のNANAIRO Prismには中村知春さんもいる。女子セブンスのレジェンドだ。ももかが8歳の頃香港スタジアムで初めて会った。あれから10年、同じピッチで試合ができて夢がかなったとももかが言ってた。他にもニュージーランドのレジェンドWoodmanとも同じピッチに立てた。本当に夢のようだ。ラグビーの素敵な繋がりのみれたような気がした。

香港セブンスは啓徳スタジアムでは2回目だ。チケット代はHKD2250とすっかり高くなってしまった。僕が初めて観戦したセブンスは2012年だった。記憶では3日間通しでHKD1500だったと思う。香港在住の日本人主体のラグビークラブチーム GaiWuーJ (現Blossoms)のメンバーと一緒に2日目の土曜日早朝5時頃から入場ゲートに並んで飲みながら7時30分の開場を待ってスタジアムの最前列の席を取り合った。楽しい思い出だ。今年は7時半の開場前に並んだのは友人2人だけだった。それでもスタジアムメインスタンド中央で楽しく観戦できた。素敵な出会いもあった。西洋人のご夫婦が席を探して僕らが確保している席のところまでやってきた。周りは香港人のキッズチームの父兄が一面を抑えていた。奥様のほうが悲しそうな顔で諦めた様子で引き揚げようとしていた。あとから続いてきたご主人に「How many?」と声をかけると「Two」とのこと、「Please」と最前列の席を指さすと「Okay?」と嬉しそうに感謝してくれた。午後になって体格のいい女性がご夫婦のところにきて座った。Great Britain の代表ユニフォームを着てる。そうだったのか!後から聞いたら娘が代表に選ばれて初めて香港までやってきたそうだ。Instagramで繋がることが出来た。
本当に楽しかった6日間だった。来年のセブンスが待ち遠しい。やっぱりラグビーっていいな 🙂




















それでも僕はこのチームが大好きだ。友人が何人もいる。PR SUNIA FAMEITAU、PR FAIZAL SOLOMONA、LO KYLE SULLIVAN、 No.8 LUKE VAN DER SMIT、 WTB GUY SPANTON、試合の後もバックスタンドの最前列で応援しているところまできて握手してくれた。頑張れぇ~香港!心からエールを送るよ。
13時30分キックオフ時の気温はクレイジーな31度越えだった。開幕初戦を落としたGaiWu Blossoms、メンバーも20人超えのフルスペックで臨む第2戦だ。ところがなにせ相手は香港がイギリスに割譲されたすぐあとに設立された伝統のあるHong Kong Football Clubだ。開始早々3分ほどで先制された。つづいて2本目、3本目とたてつづけにトライを許した。それでもフルスペックGaiWuもバックス展開のあと若手の走力に物を言わせて一本を返して前半を終わった。ハーフタイムでは後半には追い付けるんじゃないかなと思っていた。HKFCは年齢層もある程度いってたし今年のGaiWuはバックスには決定力がある。後半の半分くらいまで我慢出来れば十分に勝機はあると思っていた。そしてハーフの山田くんにバックスのラインが浅いんじゃない。パスの時に詰まってボールを追い越す感じになってるでと客観的なアドバイスして送りだした。期待をして見守っている矢先、おいおいそりゃないだろう?相手のバックスがごっそり若手に変わっている。フォワードも元気な若手に変わってる。一気に攻められて結局5-57でやぶれた。残念。この伝統あるHKFCのメインピッチで試合ができたことが幸せかも・・・そうここHKFCのピッチには悲しい記憶がある。数年前、有望な若きGaiWuの選手が試合後半が始まってすぐにピッチの真ん中で突然倒れた。今回と同じような快晴の日だった。すぐに救急車で病院へ運んだが結果的に記憶に障害が残ってしまった。あの日の記憶はしっかりと覚えている。それ以来ここHong Kong Football ClubではGaiWu Blossomsは試合をする機会はなかった。今日はそれ以来の試合だった。そんなことを思い出した第2戦だった。
HKFCの試合のあと、King’s Parkへ仲良しのValley vs Kowoonの試合を応援にいった。ValleyにはRob,Henrry, Maxなど顔見知りが多くいる。今日の試合にLukeは欠場だ。早く戻ってきてほしいと願うばかりだ。

U18として香港代表としてプレイもしたよって言ってた。アップを続ける今のBlossomsを見ながらバックスはいいね!FWはちょっと弱いなぁ~「行けよ」と言うと「too old」と笑ってた。これからもGaiWu Blossomsはいつまでのここ香港で続いていくだろう。ずっと関わっていたいと思っている。今シーズンは極力試合は応援にいこうと思っている。やっぱりラグビーでいいよね。
銅鑼灣駅の長い地下通路を歩いて地上に出るとカンカン照りの日差しが容赦なく攻めて来た。そんな香港のキツイ仕打ちにも今日の僕の心は折れてない。3ヶ月ぶりの練習なのだ。昨夜チームLINEで回ってくる練習スケジュールを見ていて思い立っての行動だった。チーム練習に参加する事にこれだけワクワクしたのはGaiWuに入って初めてのことだ。2011年10月にチームに加えてもらってから一昨年の引退までネガティブな気持ちを奮い立たせては練習に出向いたものだ。それが昨夜行ってみようと決めてからは楽しみしかなかった。GaiWuのホームグラウンドHappy Valley Pitch#6に12時40分頃に着くと誰もいない。集合時間は13時だ。すぐにLINEのチームスケジュールを見返した。それから間もなくしてポツリポツリと仲間が現れた。13時過ぎには総勢20名以上の仲間が集まってきた。昨年、一昨年のシーズン終了時に試合からの引退を宣言して昨年は練習には参加していない。今年春にMini Rugbyではお手伝いで参加したがそれお6月初めには終わっていた。今日の練習はそれ以来だった。暑さも高湿度もなんのその練習メニューも以前とは変わってより試合を意識した内容だった。次々に新しいシステムを取り入れたメニューをみんながこなしていく。
1対2から2対3、ラックを想定してのアタックディフェンスなどドンドンこなしていく。楽しかった。思ったのは以前の練習の根底には体力作りとシステムとしての動きの基礎を理解する内容が大きかったのに対して今日の練習はシステムを実行していくことに重点が置かれているように思えた。何度か動きに戸惑うこともあったがそこは気心しれた仲間達だ。和気藹々と楽しくできた。60歳を超えたおっさんは3人いる。僕が最年長だ。ほんの少しだけ考え始めている。いやいや試合はやっぱり無理だろう。でも来週の練習には行こうかな 🙂
女子ラグビーワールドカップ イングランド大会が始まった。セブンスも含めてサクラの戦士達をずっと応援している。サクラフィフティーンが香港で試合をする際には必ずグランドで応援してきた。昨夜8時から始まった初戦は世界ランキング5位のアイルランド。ピッチに入ってくる様子が映し出された選手達のなんとデカいことか!それにしても前半はみんなカチコチに緊張していたように見えた。このチームは香港や北九州で観てきたけどその時の様子とは全然違ってみえた。そりゃそうだろうなぁワールドカップだもんな!イングランド大会だもんな!多めに見てあげないとと思っている間に2本のトライ、ゴールを決められた。きっと自分たちが何をしているのか分からずに考える間もなく体が動いてしまっているようだった。それでもゴール前に迫った局面ではきっちりと自分達のラグビーができていたししっかり大柄なアイルランド相手に十分に戦えていた。惜しかったのは後半の1トライ差まで追い上げてられると迫ったゴール前でのインターセプト、タラレバではあるけどあのインターセプトがなかったらもしかしたら?と思える試合だったと思う。来週の vs ニュージーランド戦ではいつものサクラフィフティーンらしい動き回るラグビーを展開してくれることを楽しみにしている。