すごく久しぶりの感覚だ。ももかの所属するチームとしての最終戦だ。しかもトーナメントが2つ重なっていて、ももかは Div.1 と Div.2 の両方にチームにリストアップされた。Div.1 は25分ハーフのひと試合、Div.2 としては、18分を4試合だ。4日前の元日にも25分ハーフの試合をフルで戦っていて今年はラグビー一色に染まった年明けとなった。今日は仲良しのオリビアがクリスマスホリデーから帰ってきてくれて久しぶりの再会でとても楽しそうだった。Div.1 の試合は15人制で、25分ハーフ、相手は SKS & Tigers の合同チーム、先日の1月1日に行われた香港代表メンバー同士の試合で顔見知りになった友達の顔が多く見える。ある時はチームメイトして、またある時は対戦相手として戦う。
若干12歳でそんな素晴らしい環境にいることを感じてほしいものだ。ももかは前半と後半を通してフッカーとして出場させてもらった。試合前に指示したのは、1)ラックの側に入ってバックスを外にずらすこと、2)相手が何人、味方は何人いるかを意識すること、3)ボールを持ったらとにかく前にでること、たとえ10センチでもいいから前に出て、ラックにしてボールを出す。そう言って送り出した。1)、3)については試合中もやっていたように見えた。2)については後日、聞いてみたいと思っている。試合は残念ながら、2本ー6本で大敗した。
Div.1 としてのひと試合目が終わって40分くらいのインターバルの後、Div.2 の試合が始まった。各チーム人数を確保するのが難しいのが現状で10人制で行われる。初戦の相手は、Hong Kong U Sandybay Div.2 だ。昨年までは試合数が多いと無理、疲れるとネガティブなことを言って言い訳していたのだが、今日はそんなそぶりは見せずに試合に望んでいた。それでも、40分のインターバルをとったとはいえ、ももかは少し疲れているように見えた。この試合の後にまだ3試合を残している。流石に少し可哀想にもなった。しかし、Div.1 に選ばれていない選手はこのDiv. 2 を楽しみに参加しているはずだ。なんとか頑張ってほしいと思って試合をみていた。
4試合を1勝3敗で終えた。最後の試合では相手ゴール手前のモールからパスをもらって飛び込んで久しぶりのトライをマークした。トライするだろうなぁという予感はあった。試合中、何度もボールをもってゲインしてはラックのポイントになってチームに貢献していた。そんなプレイを見ていてトライの予感はあった。トライを決めた後の嬉しそうな顔をみて私もこころから嬉しくなった。成長したなぁと思った。
今日で15人制、10人制の試合は終わった。来週からは4月に行われる Hong Kong Seven’s に向けて7人制の練習へと切り替わることになる。スピードと俊敏性が問われることになる。どこまでついて行けるか?楽しみにしていようと思っている。
1月1日、New Year Youth Rugby Tournament が開催された。U14、U16、U19 の男子、女子の香港代表メンバーそれぞれが Peninsula Dragons と Island Lions という2つのチームに分かれて試合を行う香港ラグビー協会の恒例イベントだ。8時45分集合、すぐにチームコーチがきてジャージを配り始めた。観覧席でまっていると嬉しそうな顔でジャージを持って帰ってきた。背番号は「2」、Island Lions のフッカーとして出場できる。ニコニコしてる。
で、当然ボールに一度もさわれずにその日の練習が終わることもあった。たまにボールの近くにいてもパスしてもらえない、そんな状況だった。翌2016年春に正規登録選手としてチームに加わることが出来た。毎週日曜日、朝6時半に起きて香港の中心部にある Happy Valley Sports Ground での8時からの練習に通った。練習では少しづつボールもパスしてもらえるようになってきて、11月に9歳になった頃には試合にも参加出来るようになった。毎週欠かさず練習に通っていた頃が懐かしくもある。
ドレスルームで試合用のジャージに着替えて私が座っているバックスタンド笑顔で帰ってきた。ショーツには香港ラグビーユニオンのロゴ「ドラゴン」が刺繍されている。全員が赤と紺色ベースのジャージに着替え終わるとそれぞれのチームに別れてアップが始まった。ジョグとダッシュを繰り返したあとにランパス、試合を意識したタッチでのAD、代表のコーチが行う練習メニューには参考になるし感心させられるものも多い。
気づくとバックスタンドは多くの観客で満席に近い状態になっている。2020年1月1日 Dragons vs Lions の開幕試合だ。最高の舞台が整った。10時25分、キックオフ、ももかにとって初めての代表としての試合が始まった。
U14G のラグビーと侮るなかれだ。しっかり当たってラックを作ってフェーズを重ねてバックスに展開する。Lions 試合開始早々にラックから出たパスを受けて WTB の Lauren が快速を飛ばしてトライを決める。Dragons もラックからの持ち出しからゴール下に飛び込んで反撃開始だ。
バックスタンドから大きな声援と歓声があがる。New Year Tournament にふさわしい引き締まったいい試合だ。
それでも試合が始まるとしっかりタックルも行ってたし、ボールを持ったら前にいる相手を押しのけて何度もゲインしてチームに貢献していたと思う。不安だったラインアウトのスローインも結果オーライの部分もあるがなんとかこなしていた。
試合は Lions が27 – 17 勝利した。ここ数年はずっと Lions が勝ってきていたらしい。ももかが試合後にもらったカップに刻んであったと言っていた。ラグビーを通して知り合った選手たち。まだ名前は知らないが顔だけは知っているという関係だ。でも、これからずっと同年代として時には対戦相手として、また時には同じチームメイトとして試合をする時もあるだろう。
中にはこの春に故郷のカナダに帰国する仲間もいる。いろんな事情で香港を離れる仲間もいる。そんな中、ももかがここ香港でラグビーを通してこんなすばらい経験をさせてもらっていることに感謝したい。ここで知り合ったすばらいい仲間たちとの関係を宝物として大切にしてほしいと思っている。
朝からYouth Rugby Tournament に向けてチームを意識した最初の練習を見に行ってきた。試合当日と同じピッチ、Hong Kong Football Club に8時45分集合、9時から10時30分まで40数人が練習に集中する。天気は快晴、12月のはじめから始まったU14Gの練習はずっと夕方からの夜間照明の中だった。晴天のもと代表のジャージを見るのは初めてだった。ジャージ姿をみて改めて誇らしく思ったっりもする。
一昨日、マネージャーから当日のチーム分のリストが配信された。ももかは Island Lions に割り振られていた。自身が所属するフットボールクラブからはももかを含めて7人が同じ Island Lions に割り振られていた。1月1日の試合はピッチ全体を使っての25分ハーフで行われる。このピッチは各国代表も試合をする正式なピッチだ。日本代表の男子、女子の試合も何度もも応援したピッチだ。そのピッチで元旦に試合をするなんて羨ましいかぎりだ。
12月2日にトライアルを受けたあと、毎週月曜日と水曜日の18時から19時30分まで欠かさず練習に参加している。今日ですでに6回目の練習だった。全体で約50人程度が選ばれていて、約40数人程度が毎回参加しているようだ。
練習は毎週2回、月と水、それが6月の第一週までスケジューリングされている。
毎週、月曜日と水曜日は6時から7時半まで代表チームの練習、木曜日は6時から7時半まで自身が所属しているHKFCのチーム練習、そして日曜日は9時半から11時まで同じくチームの練習だ。週に4回も練習している。嬉しそうに通っている姿を見ると私も嬉しくなってくる。
練習内容もチームのそれとは内容がかなり高度な内容に取り組んでいる。基本的なパス練から実践的なモールを組んでアタックの連続攻撃など、分刻みの短い休憩を挟んで次から次にメニューをこなしていく。1時間半の練習が終わると「腹減ったぁ」「疲れたぁ〜」充実感で嬉しそうだ。どこまで行けるか!頑張れっ!
NAG U14Girls Squad に選ばれました。12月3日の深夜、すでに4日になった0時半頃、届いたメールには、「Congratulations to you on being selected as part of the 2019/20 National Age Gradeu14 Girls Squad! 」と書いてあった。早速、4日の夕方6時からの練習に参加しなさいとの内容だった。寝ようと思って横になってこのメールを見た私は少し興奮して寝れなくなってしまった。嬉しかった。でも正直言うと半信半疑だった。2日にみた代表のジャージ、胸の真ん中にメインスポンサーである HSBC のジャージをもらうまではどうも信じ切れなかった。
先週時点ですでに合格している選手達は練習前に登録を済ませて代表のジャージキットをもらって嬉しそうに着替えていた。今日がセレクションのももかはそのジャージはもらえない。少し寂しそうにも見えたが、仕方ない。頑張って勝ち取るしか方法はない。
1時間半の練習が終わった。全体を通して動きは悪くなかったと思う。コーチからの指示にもきちんと反応して対処していたし、タッチゲームでは、「ボールを持ったら前だ」という教えを守ってゲインしていたし、いい感じだった。でも判断するのは私じゃない。やれるだけの事はやった様子だった。もともと、先週時点でセレクションは終わっていたのだから、これ以上の無理は言えない。同じフットボールクラブのチームメイトが着ている代表のジャージを着させてあげたい。ただただそう祈るばかりだ。
前日の16日(土)は、セントラルでシーフードランチブッフェ at BISTECCA
送迎バスの中はさながら修学旅行的な雰囲気だ。ももかはベンチスタート、試合開始そうそうに相手に先制トライを許したもののすぐに反撃のトライを決め返した。その後は踏ん張り切れずに2本-4本で前半を終了。後半も合同チームの自力が勝り結果的に4本-6本で敗れた。
香港の女子ラグビーのカテゴリー分けは、それぞれが U14 Girls League、
前半のキックオフを自陣の左奥まで蹴りこまれて攻め立てられた。一度はゴールラインまで攻め込まれたが相手のトライをパイルアップして持ち堪えたが、その後のスクラムからブラインドサイドを抜けられて先制のトライを許した。あっという間に攻められて何が何だか分からないままにスコアされた様子だった。それでもマイビールキックからの再スタート後に敵陣右奥に攻め込んだラックから同じくブラインドサイドを14番がまっすぐ走り抜けて同点のトライ!その後も2つのトライを奪って前半を終了できた。
ももかにとっては初めての15人での試合、しかもフルサイズのピッチで初めてのHOで先発できた。きっと思い出に残る試合になったはずだ。これまで毎週木曜日の夜練習も欠かさず参加していた。コーチの指示には真っ先に素直に従って取り組んでいた。今朝、集合場所の Football Club にいく途中で、試合中の課題としてタックルをあげていた。心の中でタックルに行けない自分と戦っているようだった。ラグビーを通じてちゃんと成長しているんだなと嬉しくなった。
前半を終わって、3本ー1本で優位に試合は進んでいきそうな雰囲気だったがディフェンスのギャップとやはりピッチの広さに疲れたのかチーム全体の動きが鈍くなった。途端に立て続けに2本をとられて同点、流れが相手チームに行きかけたときに頼りになるオリビアが何人もの相手選手を引きずりながらもゴールポスト下へ勝ち越しのトライを決めた。その後、相手の心を打ち砕くようなダメ押しのトライを決めて6本ー4本でシーズン初戦を勝利で飾った。
NHKのサンデースポーツに出ていたスポーツジャーナリストの「藤島大さん」が今回のワールドカップを通じて「ラグビーっていいもんだなぁ」という気持ちが広がってほしいと言っていた。本当にそう思う。ラグビーっていいもんだなぁ。