TRAINING DAY
2025年1月1日にHong Kong Football ClubでNew Year’s Day Youth Rugby Tournamentが開催される。有り難いことに今回もその試合のメンバーにももに選んでもらえた。U14、U16 そしてU19の今回と3回連続の選出には感謝しかない。U14の時に初めて選ばれてもらった背番号2のジャージは今も記念にとってある。そして今回もOver Sea TeamのHOとして出場できる予定だ。今日、その練習を見学に行ってきた。U19のカテゴリーではあるが選手の実際の年齢は来年2025年に18歳と17歳に達することが基準になっているため16歳と17歳で構成されている。なので表現としてはU18とする方が適正ではあるのだけれど世界的な諸事情かな?U19までは「YOUTH」というカテゴリと定義しているようだ。ややこしい話は置いとこう。
Hong Kong TeamとOver Sea Team、それぞれ23人が選出されている。中にはゆうに180cmを越していると思われる選手もいる。チーム名にあるようにこの試合のために海外から香港に戻ってきている選手も何人もいる。さすが国際都市 香港らしいセレクションだ。4時からの練習に少し早くFootball Clubについた。グランド中央では男子のU16のチームが練習していた。ももたちU19Gはグランドの両端に分かれて小さなグループになって時間前の軽い練習に入っていた。
HOのももはラインアウトではスローワーの担当だ。遠くから見ているとジャンパーの選手たちと何やら会話をしながら繰り返し確認をしているようだった。暫くして時間になると大きくグランドを使っての練習が始まった。ゴールラインに並んで5m、22m、10mへの往復ダッシュが始まった。前は苦しそうに走って見えたが今日の走りは意外に周りの選手と差がないくらいに「速く」走り切っていた。ちょっと驚いた。意識が変わったのかな?成長か?今日の練習までのすでに回数を踏んでいてダッシュの後はスクラムやラインアウトなどのセットプレイからのフォワード、バックスの合わせを繰り返していた。ももはスクラム、ラックがブレイクした後は必ずブラインドサイドのウィンガーの一つ内側に立つようにコーチから指示されている。今日の練習でもラックのブレイクの後オープンに2度ボールが展開されて折り返して戻ってきたボールを受けると前に出てラックのポイント、もしくは素早くウィンガーにパスと何度も繰り返しこなしていた。「ボールが回ってこないから嫌やねん」「アピール出来ひんねん、このポッドのポジションは嫌や」と言っていた割には今日の練習ではいい感じに動いていた。練習の終わりに「あそこのポッドのポジションはサポートが少ないから相手に捕まったらすぐに倒れるとジャッカルされるからすぐに倒れないように立って時間を作らないと言うと「分かってる」と言っていた。ウィンガーにパスするかそれとも自分で前に出てポイント作るか考えなきゃなとそんな話をしながら帰宅した。

数日前に夕食の時、こんなことを言っていた。「ももちゃんな、パスを受けた瞬間に相手のディフェンスが見えるねん」「は?何それ」と聞くとパスを受けて次にパスを出そうとする時に相手のディフェンスがパスを受けるチームメイトにタックル行くのが見えるねん」「だからパスせんと前に出てラックにすんねん」「・・・ほぉ」「すごいやん」「やろぉ!一瞬見えるねん」成長したもんだ。「パパはパスを受けるので精一杯やわ」
明日と明後日と最後3回の練習を積んで31日は休養だ。そして1日が大会当日だ。悔いの残らないいい試合になることを祈っている。明日も見学に行くつもりだ。
毎年恒例の New Year’s Youth Rugbyが今年も無事に開催されました。U16、U19 のBoys と Girls の計4試合です。2時ころに会場のHong Kong Football Clubにつくとすでにバックスタンドはほぼ満員でした。通常であれば香港内のクラブチームから選抜された男女のプレイヤーが Hong Kong Dragonsと Kowloon Lions に別れて対戦するのですが今年はコロナの影響もあってかプレイヤーが少なかったらしく海外帰省していたプレイヤーを募っての Oversea Lions とうチーム編成でした。ももかはこの Oversea Lions のHO PRとして選ばれました。
15:10 KO、スターターではなく後半からの参加でした。ボール持ったら前な!とそれだけアドバイスして送り出しました。ラック周りで3人でポッドを敷くことはチームのルールとなっていたらしく常にAポジションで手を挙げてボールをもらっては数メートルをゲインしてポイントを作る。そんなプレイを何度も繰り返していました。地味なプレイですがグッドジョブでした。
新年の目標は前に出てタックル出来るようになる事だそうです。前から来る相手に肩からタックルに行くことはできるようになったので次のステップとして走り込んで相手を倒すタックルを出来るようになることが今年の目標と言ってました。それを聞いて目を細める父なのです。2024年いい一年になりますように 🙂





3月31日金曜日の10時35分、早朝からじっとりと空気を濡らしている霧雨がうっとおしい。僕は香港スタジアムのメインスタンド側の最前列で娘が現れるの待っていた。U14boysの試合が終わって簡単な表彰式が始まった。と同時にFootball club U16Gが対戦相手のSandybayと一緒にピッチに走って現れた。(実はU14boysの表彰式に気を取られて娘の入場シーンは見損なったのだけれど 泣、ちゃんと友人のビデオで確認できた。キャプテンの娘は先頭だ。感動だった。ピッチの中央あたりで円陣を組んでいつもと同じように左足を少し浮かせて威勢よく気合を入れる。そしてKOに備えてピッチに広がると守備陣形をとった。霧雨のお蔭でピッチの芝は青々と見える。白と紺色のよこしまのジャージが映える。
Hong Kong 7’sが帰ってきた。最終日のサウススタンドはコロナ前の2019年当時を思い出させるような満席の賑わいだ。いろんな被り物をした西洋人や香港人たちがビールを浴びながら試合を楽しんでいる様子がスタジアムに設置されている3台のオーロラビジョンに映し出されるたびに歓声が上がる。決勝は女子はニュージーランド対オーストラリア、男子はニュージーランド対フィジー。男女ともにニュージーランドが優勝を飾った。表彰式のあとには男女それぞれが戦いの舞「HAKA」を披露して喝采を浴びていた。香港セブンスが戻ってきた。
5年ぶりに再会したサクラセブンスのレジェンドたちの話題は次回 🙂
3月26日小雨混じりの日曜日、今週末の香港セブンスに出場するラグビー女子セブンス日本代表の練習を見に行った。練習場所になっているグランドの前で待っていると選手を乗せたミニバスがやってきた。窓越しに懐かしい笑顔が見えた。我々に気づいて笑って手を振ってくれた。平野優芽ちゃん、長田いろはちゃん、山本美緒ちゃん、4年以上前だもんな、当時から「ちゃん」づけで呼ばせてもらっていた。すっかり逞しく見える。香港にいる我々をちゃんと覚えてくれている。当分香港から帰れないなぁ〜ここでみんなが来るのを楽しみに待っていようと思った。最初に女子セブンス代表と仲良くなったのは2012年だったと思う。当時、日本女子は大会に参加できていなかった。
香港セブンスのスタンドの最前列で我々は香港GAIWUとしてして固まって観戦していた。そこに当時の代表選手の3〜4名が一緒に観戦させてくださいと入ってきた。キャプテンの中村知春ちゃん達だった。翌年、見事に女子セブンス代表は香港スタジアムのピッチでプレイしてくれた。桑井あの選手、鈴木実沙紀選手、当然キャプテンは中村知春選手だった。あの時から10年以上が過ぎたんだなぁ〜感慨深いものがある。
その香港スタジアムでももがプレイする。今回練習したにきてくれた選手たちから「あっももちゃんや」と声をかけてもらった。知り合った時は高校生と大学生、ももはG8で日本で言うなら小学校4年生くらいだったかな?不思議な感じがする。最後の香港スタジアムで思いっきりプレイして欲しい。大きな思い出を作って欲しい。そう思っている。
勝った!vs DB Pirates、Flying Kukris、Valley Fort(3チームのバーバリアンズ)27-10の快勝だった。3月19日に HKU Sandy bay Stanley Ho Sports groundで行われた U16G Youth 7’s Tournament のセミファイナル!選手たちはこの試合に勝ったらグランドファイナルは香港スタジアムで行われると聞かされていた。試合当日、集合時間は15時15分、自宅からグランドまでは40分程度だ。家で昼食をとっている時から変だった。今までにみたことないくらいに緊張していた。口数も少ない。香港セブンスのショーケースとしてスタジアムで試合が出来る。しかもフルピッチを使ってのグランドファイナルだ。何としても勝ってスタジアムで試合がしたい。そのプレッシャーが電車の中でもひしひしと伝わってくる。「緊張してるん」と聞いても「うん」と小さく頷く程度だ。少しひきつって笑って見せたりしていたがその笑顔自体がひきつっていた。「グランドについてみんなに会えば大丈夫だよ」と声をかけることしか出来なかった。集合時間の少し前に着いた。
すでにチームメイトの数人は試合前のレジストレーションに並んでいた。「Hi」と声をかけながら輪に入っていった。少し笑顔が普通に戻ったようで安堵した。
左右それぞれのウィンガーが2本づつ、力強いセンターが相手のタックルを弾き飛ばしてひとつを決めてくれた。残り1分を切った。勝ちを確信した。27-10の快勝だった。スリーチアーズを終えて選手たちがベンチに戻ってくる。はち切れそうな笑顔だ。3月31日 香港スタジアムでの2022-2023シーズンのグランドファイナルだ。最高の親孝行の試合が楽しみだ。
レフリーのホイッスルの後、ボールが相手陣地深く蹴り込まれた。一斉に赤いジャージのDragonsの選手達が一斉に走り出す。ボールをキャッチした相手選手をホールドしてラックができあがる。最初のコンタクトプレイだ。ももの姿を探すとラックからでたボールを受けて相手に向かって突っ込んで行った。「おっ、積極的にボールに絡めているし大丈夫そうだな」最初からのプレイで安心できた。それからグランド中央で相手とのラックでの攻防が繰り返された。そこでも何度もボールをもらってゲインしてはポイントを作っていた。はっきり言って俺よりもしっかりとチームに貢献できている。「うぅ〜ん」唸るしかない。相手が陣地挽回のためにキックしたボールがラインを切った。もう一つ不安だった「ラインアウトのスローインだ」
フラッグを上げたタッチジャッジの前で少し緊張している様子が遠目にも分かった。レフリーの小さなホイッスルのあとジャンパーが大きく飛び上がる。ゆっくりと放たれたスクリュー回転してボールが放物線を描いてスッポリと収まった。よかった。ボールはSHからバックスにスムーズに展開されていった。これできっと落ち着いたはずだ。
今年も恒例の試合が1月1日に無事に開催された。12時少し前に会場のFootball Clubに着くとピッチには赤と濃紺のジャージを着た選手たちが二つに分かれてそれぞれの試合前のアップをしているのが見えた。メインスタンド、バックスタンドにも観客はまだまばらだ。香港ラグビー協会の関係者らしい人たちだろう、集まって談笑している。こうして元旦に恒例のトーナメントが開催されるようになった今に感謝する。
今日は、U16とU19のBoysとGirlsの計4試合が組まれている。12時30分の第一試合のKO前にはメインスタンドとバックスタンドも多くの観客で埋まり始めていた。大音量で音楽が流れてピッチにU16Girlsの試合が始まるとアナウンスが響き渡る。と同時にメインスタンドの中央から両チームが勢いよく飛び出してきた。ももは前から3番目だ。笑顔が見える。楽しそうだ。全員がピッチに出揃うと円陣を組んで試合前の気合いを入れて威勢のいい掛け声をかけてセンターラインに広がってマイボールのチェイスに備えた。
試合が終わると相手チームに敬意を表すスリーチアーズ、そしてお互いに肩を抱き合いそれぞれを称え合う。ラグビーの試合の後に見られる気持ちのいい時だ。そうして知り合った友人と次の試合で正々堂々と戦う。それが礼儀だ。香港のラグビー部にはそうした文化がしっかりと根付いている。そんな環境に娘を置いて置けることに心から良かったと思う。

25分もの間、ずっと自陣のゴール前でのディフェンスを強いられ続けていた。U16Gの試合は今シーズン、変則的に10人制の25分間の一本勝負のリーグ戦だ。試合開始直後から始まった攻防の中、何度もボールをターンオーバーしてはキックで陣地を挽回し続けていた。全員が体を張って相手を止める。その繰り返しだ。Sandybayは先週の試合でHKFCに負けている。闘志を漲らせてゴールに迫ってくる。何度目のキックだったろうか?少し高く上がってしまって距離が出なかったボールを背走してはしる相手のウィングがダイレクトキャッチした。そしてそのまま反転して対角線方向のコーナーへ向かって走り出した。ディフェンスのほとんどが反対側のコーナーに取り残されたままだ。ボールを持った相手のウィングと一直線に真横に走るディフェンダーとのゴールまでの競争になった。すでにロスタイムに入っていることは分かっていた。届かなかった。HKFCは最後の最後で力尽きた。レフリーが右手をあげてトライのホイッスル、コンバージョンはUnsuccessful、0-5で敗れた。
厳しい顔で全員がベンチのほうに戻ってきた。チーム全員の顔に悔しさが滲んでいた。後ろのほうにももが居た。遠目からでも涙目になっているのが見えた。「負けたのが悔しかったんだな」ベンチからみていてそう思った。コーチの周りで円陣を組んで長いミーティングのあとももがそばに来た。近づくにつれて泣きじゃくっていた。少し様子が変だなと思っていると「届かなかってん、タックル行けたのに、届かなかってん」泣きじゃくりながらそう言っていた。すぐに分かった。最後に一直線に追いかけたのはももだったんだ。タックルが間に合わなかったんだ。「行けてん」そう言ってずっと泣きじゃくっていた。するとそれに気づいたチームメイトのシエラが傍にきて一生懸命に「もものせいじゃないよ、もものせいじゃない」と背中をさすりながら声をかけてくれた。「うん、うん」とうなづいて聞いていた。
日曜日、GaiWu Blossomsの練習は13時30分からHappy Valley Pich #5だ。少し早めに家を出て娘が練習しているFootball Clubを覗いてみた。メインピッチに男子、女子が分かれて炎天下のもとボールを追いかけている。最近は娘も練習を見られるのが嫌らしく遠くからこっそり様子をうかがうことにした。数か月ぶりにあうチームメイトたちと楽しそうだ。見つかる前にFootball clubを出てHappy Valleyに向かう。LukeがVally Fort U16のヘッドコーチを任されたと聞いていたのでそれも見に行くことにした。遠くからみてもその体形でLukeだとすぐに分かる。ニコニコしながら近づいてきていつもの低い声で「Hey Haruuu」と手を出してくる。少し話をして暫らく練習する様子を見ていた。西洋人が中心のチームだ。U16、横幅はないが身長は大人とさほど変わらない。スキルを身に着けて体重が付いてくるとすぐにラグビー選手っぽくなるはずだ。きっと数年後には香港のラグビー男女共に強くなる、僕は強くそう信じている。