Memories in 2016

It’s still team mates.

Facebookで昔の思い出の写真がたまにアップされてくる。そんな中で娘ももかの本当に懐かしい写真が出てきたのでここでもアップしておこうと思います。5年前です。当時恐らく8歳だと思います。ラグビーボールに最初に触れたのは6歳くらいだったと思います。私が所属している GaiWu Blossoms(当時はGaiWu Jと言ってました)が毎年春先から夏前にかけてキッズ向けの「ラグビー教室」を開催していました。そこに夏休みを利用して日本から香港に遊びに来た時に体験したのが最初でした。その翌年、Hong Kong Football Clubへの入会をお願いしたのですが既に入会の締め切りが過ぎてて正式入会はできませんでした。それでも練習には参加していいよと言われて通い始めたのでした。そして翌年、正式に入会させてもらってチームのジャージをもらいました。背中には「MOMOKA」の名前が入っています。それでも最初はみんなの後にくっついていってボールも触れないし、パスも回って来ない日々でした。それもそのはずで英語もまともに話せない日本人がひとりチームに突然入ってきた訳ですから周りからしたらどう接していいか分からないのも当然です。子供の仲良くなるその術は大したもんです。日にちが経つにつれていつの間にか会話もできるようになりパスも回してもらえるようになりました。その時からずっと今もみんながチームメイトです 🙂

Welldone, Momo!

グッジョブ!

先週の日曜日の試合で、ももがトライした様子を友人のお母さんがビデオに撮ってくれていて送ってくれた。ゴール前のラックからボールをピックアップして前にいるディフェンスに突っ込んでいってドーン、トライを決めた様子が映っていた。

バックスがボールを展開して鮮やかに走り切って決めるトライはカッコいいと思う。観ている観客もボールが次々にパスされていく度に歓声が沸き起こってピッチの雰囲気も盛り上がる。自分が応援しているチームがトライを決めてくれたら周りでの観客同士でハイタッチして大はしゃぎするのもラグビー観戦の魅力のひとつだ。

ただ、私はゴール前のラックから何度も何度も愚直にボールをピックアップしてちょっとづつ前に進んで最後の最後に飛び込んだ選手の胸の中に大事に大事に抱えたボールの先がほんの少しだけ白いトライラインにかかって決めるトライが大好きなのだ。ラックの状態からレフリーはホイッスルを口元に持っていってしゃがみ込んでボールとトライラインの接点を確認しようとする。そして突然、しゃがんだままの姿勢からホイッスルと同時に右手が上がる。その瞬間、モール上で必死に攻防を続けていた両チームの選手達の動きが止まって明暗が分かれる。折り重なった人の一番下から満面の笑顔で立ち上がろうとするトライを決めたプレイヤー、それまで必死に全力を出し尽くして防御していた体から一気に力が抜けたプレイヤー達がゆっくりと起き上がり始める。そんなトライシーンが何とも言えず大好きなのだ。

それをももがやってくれた。一生忘れることのないトライシーンになるだろうな。よくやったと心から褒めてあげたいと思う。以前、同じようなトライシーンがあった。試合には勝ったのだけれど、試合後に私のところにきていきなり泣き出したことがあった。同じようにラックからボールをピックアップして飛び込んであと、ディフェンスに使ってヘルドアップでトライにならなかった。悔しいと試合後に大泣きしたことがあった。その時のことを思い出させるトライです。

トライシーンはこちら

それからもう一つ、Hong Kong Rugby UnionからU16Gの代表練習メンバーにセレクトされたので12月からの練習に参加するようにとメールが届いた。本人はめっちゃ喜んでんいた。1月1日には、選ばれた選手達によってドラゴンズとライオンズに分かれての記念試合が行われる。今から楽しみだ。

RUGBY IS BACK to HONG KONG Vol.2

香港スタジアムにラグビーが帰ってきたぞ!

久しぶりの香港スタジアム、プレミアリーグ Hong Kong Footaball Club vs Societe Generale Valley RFCの第6戦がなんと!!香港スタジアムで行われた。私も自身の試合のあと先にスタジアム入りしている嫁さんと娘の後を追って急ぎ足で駆け付けた。私が試合をしたFootball clubから香港スタジアムまでは歩いて15分程度だ。試合の後ということもあって少し上り坂になっているスタジアムまでの歩道がさらにきつく感じる。「こっち結構、人多いよ」途中、嫁さんからラインで連絡が入る。16:30 KO、女子の試合はすでに始まっている。女子のこの2つのチームにはももかの知り合いが多くいる。HKFCには、ロックの2人、ロッシーニとケイトはともに昨シーズンと今シーズンのコーチだし、13番アンナは今シーズンのバックスコーチ、14番の右ウィング リディアは昨シーズンのバックスコーチだ。フッカーのフィオンも会うと声をかけてくれる知り合いだし、フライハーフのアイリーンも顔見知りだ。みんなももの顔を見ると声をかけてくれる。VALLEYの方には14番、ウィングのスミスは学校のPEの先生だ。このスミスとHKFCのロッシーニは共に女子15人制の香港代表メンバーだ。HKFC 13番のアンナはセブンスの香港代表だ。どんだけ恵まれた環境にいるんだと今更ながらに驚くわ。
メインスタンドはほぼ満席に近い印象、バックスタンドも真ん中周辺は多くの人で埋まっている。セブンスでは被り物で大騒ぎすることで有名な「サウススタンド」も変わりなく多くの観衆でにぎわっている様子が見える。
男子の試合はHKFCが試合終了間際に劇的な逆転トライを決めて 20-17 勝利した。嫁さんと娘のお目当ては15番 Carter Smith、ニュージーランダーのイケメンだ。男から見てもめちゃカッコいいと思う。試合の後にお疲れさんと握手するとニマッとウィンクして仲間がいるほうへ戻っていった。いやぁ~ラグビーっていいね。

HKFC vs Valley 試合結果はこちら

つづく

RUGBY IS BACK to HONG KONG Vol.1

香港は今、ラグビーが盛り沢山

非日常の週末でした。何から書いていけばいいんだろうかと迷うくらい先週末は私はラグビー漬けになったのでした。時系列でご紹介します。まず、10月30日土曜日、私が所属するGaiWu Blossomsの第2戦vs HK football club、グランドは当然、Football clubです。日本代表もクォリファイで使用する由緒あるクラブチームのホームグランドなんです。ここに立つと自然と気持ちが高揚してくる。ジャージを着てスパイクを履いてグランドにでるところから自分の心の中でいいなぁという雰囲気に浸れるんです。私は3番で先発した。キックオフ、相手のフライハーフのキックオフ、予感はあった。ポーンと蹴られた楕円のボールが縦に開店しながら放物線を描いて飛んでくる。自然に「マイボー」と声だでた。上目遣いに落ちてくるボールを見据えながら目線の下の方にまっすぐに走り込んでくるジャージが目に入ってくる。ボールを確実にキャッチすることに集中して少し半身に構えて胸に受けた瞬間、ガツっと背中に衝撃を受けた。前のめりになりながらすぐ後ろでフォローしてくれていた仲間にパスをする。「あぁーよかった、落とさなかった。バックスにボールが繋がっていくのを見ながら安堵した。こうして第2戦目は始まった。

それにしてもスクラムが異常に強かった。前の3人全員がデカい!対面の1番は特にデカくて硬かった。マイボールでは押し込まれて何度も宙に浮いた。モールとスクラムで押し込まれて5本くらいトライも決められた。

50対19の大差で負けた。負けはしたが、いい場面もいくつかあった。ボールを展開してバックスで勝負して勝てていたし、個人的にも長めにグランドに立っていられた。なによりもこのグランドで試合が出来たことが何よりも嬉しかった。残念ながら来週から日本出張で1ヶ月半の間、戦線離脱だ。最高の仲間達に気持ちを託す。

GaiWu Blossoms vs HKFC

つづく

 

Round 3 vs Valley Pirate Kukuri

2021ー2022シーズン初トライ

ゴール前のラックからボールをピックアップ、相手4人を引き連れて今シーズンの初トライを決めてくれた。パパは大感激 🙂

先週の試合ではあまりいい動きができていなかった。本人ももっとタックルいかなきゃだめだな。全然、動けていないと反省していた。もっとラックやモールのそばでプレイしたほうがいいじゃないとアドバイスしておいた。今のこのチームはボールがあるラックやモールに選手が集まりすぎる傾向がある。前の試合でもももは少しでもラインを広げてディフェンスをしたほうがいいと自分が大外に位置してなかなかボールが回ってこずフラストレーションが溜まっていたようだ。ディフェンスラインの端から「スプレッドアウッ」と大声で叫ぶのが何度も聞こえた。残念ながら相手のほうが足がある。大外の大外を走り切られて何度もトライを決められたのが前の試合だった。そこで今日の試合ではラックやモースのそばに位置してバックスをもっと内側から広げたほうがいいよとアドバイスしておいた。そして顔を見るたびに「ボールを持ったら?」と質問しては「前へ、でしょ。分かってるって」と親子で「前へ」を気持ちに刷り込んだ。
それは試合開始早々だった。2本のトライをとられたあと、バックスがつないで一本返してさらに攻撃、相手陣地へ入ったところでラックからキャプテンのリサが持ち出して前進、そのあとをももが受けてさらにオフロードで2人、3人とボールをつないでいく。まるで2019年のスコットランド戦、オフロードで堀江、ラファエレ、稲垣とつないでゴール下へ決めたあの時のトライを思い出させるような繋ぎだ。最後はゴール前のラックからももがボールをピックアップして相手3、4人を引きずって押し込んでトライ!バックスがきれいにつないで行くトライもいいけど、フォワードのこんな泥臭いというかみんなで押し込んでもぎ取るトライが俺は大好きだ。今シーズン初トライ、おめでとう 🙂 実は後半にも同じようにゴール前のラックから押し込んだシーンがあったんだけど相手に阻まれてこの時はヘルドアップになってしまったのでした。このパターンが自信につながってくれるはずだ。次の試合に期待しよう!

 

HKRU U16G はこちら

 

U16G 2021-2022 Season Opening Game

vs Sai Kun Stingry/Tigers

U16G シーズン初戦!King Gorge V Schoolラグビーグランド、8時15分にクラブに集合してバス移動、今シーズンはU16Gとしてひとつ年上の新しい仲間と一緒にチームが編成されている。U16Gカテゴリーは2006年〜2007年に生まれた女子にあたる。2007年11月生まれのMomoは最年少だ。家を出る前から少し緊張気味だった。一番気にしていたのはラインアウトのスローイング、先週行われてフレンドリーマッチでは2番フッカーで先発していて、3回のラインアウトのうち2回は成功していた。1回の失敗を覚えていたようだ。

グランドにつくと昨シーズンを一緒に戦ったU14Gのメンバーが試合をしていた。先輩になって貫禄を醸し出しながらグランドの脇をゆっくりと歩いていく。成長したなぁ〜そんな印象だ。初戦の相手は、Sai Kun Stingray/Tigersの合同チームだ。昨シーズンのグランドチャンピオンマッチで勝利した相手だ。Momoに後から聞いたら半分は顔馴染みらしい。

試合開始早々、Momoがボールを持って前に突進していく。相手4、5人に囲まれながらも更にドライブして前に進んでいく。「ボールを持ったら前、ボールを持ったら前、わかった?」と散々言い聞かせた甲斐があった。実はフレンドリーマッチでは年下の遠慮なのか、ボールをもらってもすぐにパスするシーンが多かった。意識を変えさせるためにこの1週間ずっと「ボール持ったら前」と繰り返し言ってきたのでした(笑 今日はMomoの一番いいところを出せた。

試合はと言うと残念がら相手バックスに好きなように走られまくって2本ー4本の完敗だった。チームとしてひとつにまとまっていない事が最大の課題だ。少しづつよくなっていくことを期待しながら今シーズンを見守りたいと思っている。

2021-2022シーズン開幕 in Hong Kong

ラグビー漬けの一日なり 🙂

ついに今日、香港の2021ー2022シーズンが開幕した。1年半以上も満足に活動できなかった期間を耐えて香港にラグビーが戻ってきた。

Hong Kong Rugby Union HP

今日は朝、9時半からチーム練習に参加した。いつものハッピーバレーの6番ピッチ、9時15分頃に着くとすでに数人がスパイクを履いて準備をしていた。ボールを持ってジョギングしているやつもいる。暑い、9時過ぎだというのに暑い、じっとしているだけでも汗が滲む、いつもの香港の夏だ。こんな気候の中でラグビーをやろうっていうんだから大したもんだ。これも香港ラグビーの特徴だな。

今シーズン、我らがGaiWu Blossomsはメンバー不足の危機に直面している。コロナの影響もあって仕事が忙しいやつもいてシーズンが始まりそうな今も15人が揃わない状況が続いている。(プレミアリーグは始まったのですが、我々のシニアリーグは10月開催の予定です)今日も香港人の数人を含めて何とか17〜8人程度だった。大丈夫かなぁ〜

11時半過ぎに練習を終えて練習の見学に来ていた娘とチームメイトと一緒にランチをしてプレミアリーグの試合を見にKing’s Parkへ、久しぶりに南ア出身の友人、Lukeのプレイが観れる。2時前に着いてビールを飲みながら待っていると試合前の練習を終えてLukeが来てくれた。娘のももと会うのは1年半ぶりかな?でかい、前に会った時よりもでかくなっている感じだ。今日は「8」で先発する。間違いなく30度は超えているだろうな!

残念ながらKowloonに1点差で惜敗、途中卑劣なプレイに怒ったLukeがファイトするシーンをみれた。普段の優しい雰囲気のあいつがあそこまで怒って相手に掴みかかる姿に改めてラグビーに取り組む気持ちが見えた気がした。

試合のあとすぐにハッピーバレーに戻って、今度はもものコーチが出る試合の応援だ。HKFC vs VAlley Fort、HKFCは自分が所属するチーム、対戦相手のValley Fortには学校の先生がプレイする。ももとしてはどちらを応援するか悩みどころだ。結局、こちらも一点差でHKFCが惜敗した。応援していたチームが両方負けてしまったけど、朝からラグビー漬けの楽しい1日でした。さぁ自分の試合に向けて気持ちを高めて行こう! Go Go GaiWu Blossoms 🙂

MOMO練習再開

足首の剥離骨折からの練習再開

6月7日に学校の体育の授業中に捻挫してずっと練習をお休みしていたのだけど、今日やっと1ヶ月ぶりにチームの練習に参加できるところまで回復できた。よかった。右足首の捻挫、小さく骨が欠けてしまったようだ。1ヶ月間も使わずにいた足首は少し硬くなってしまっているようで本人も少し気にして歩く癖がついてしまっている。家を一緒にでてクラブまで電車に乗って歩いていく足取りが少しぎこちない。それでもチームのみんなに会って練習メニューを少しづつこなしていく。ダッシュなどの走りのメニューはさけて体力作りの筋トレなどのメニューが中心だ。

香港の女子ラグビーのカテゴリー分は絶対数が少ないこともあって、ももかが参加している U 16は今年14歳になる女子から16歳になる女子が同じグループとしてプレイする。中には178センチの私よりも大きな女子もいたりする。そんな中に入っているとまだ13歳の娘は小さく見える。きっとこれから身長が伸びるはずだ。私も中学に入ってから野球に取り組むようになって一気に伸びた。ももかもきっと来年にかけて伸びていくだろう。

1時間の体力作り中心の練習だったが久しぶりに汗をかいて気持ちよく疲れた様子だった。行きの時に少しぎこちなかった歩き方が帰りには少しスムーズに見えた。動かすことで治りも早くなりそうだ。頑張れMOMO!

Rugby in Summer in Hong Kong

HKFC Skills &Kicking clinic with Glyn Hughes.

2020ー2021年シーズンも終わって、香港は夏真っ盛りです。今日の昼間の気温は36度!例年と比べると湿度が低かったことが幸いでした。

HKFCのGlyn Hughesのスキル&キッキングクリニックに参加してきました。当然ですが、私じゃなくて娘のももかです(笑、家を出て会場のHK Football Clubまでの道中は「やりたくない」とブスッとして会話もなし、少し早めにピッチについてスマホをいじってまっていると同じチームのブリジッドを見つけると気分も晴れて一気にポジティブになりました。以前であれば「そんなにムスッとしてるんなら辞めてしまえ」と突き放しているところです。私もとっても忍耐強くなりました。クリニックが始まればそれなりにやり始めるだろうという予想というか確認もあって、最近は娘の扱いもなれてきました。

クリニックに集まったのは8人、男子4人、女子4人です。後から聞いたら女子はU16の娘が2人いたそうです。顔見知りだと言ってました。クリニックの内容はタッチゲームで体を軽くほぐして、パス、キックととても丁寧に指導してくれていました。最後はラグビードッチボールみたいなミニゲームをやって予定していた1時間のクリニックは終了しました。36度近い気温に人工芝の上で走り回って汗が吹き出しています。「楽しかった?」と聞くと「うん」と頷きながらごくごくと水筒の水を流し込んでいました。Rugby in Summer in Hong Kong さぁ来シーズンに向けて頑張れぇ〜

 

 

 

U14G 2020-2021シーズン終了

最高の仲間たちともお別れだ。

シーズン最後のイベントだ。シーズンの締め括りとして香港島の裏側にある「South Bay Beach」へ行ってきた。みんなで海でボールの取り合いゲームやったり沖合のブイまで行って海に飛び込んだりして思いっきり遊んだ。そして一年間の総括としてコーチから選手ひとりひとりにコメントと手作りのメダルが渡された。メダルと言っても紙のお皿に一人ひとりの写真を張り付けた簡易的なメダルではあるけれど、コーチ二人の思いがぎっしり詰まった贈り物だ。そして個人賞が発表される。Most improve player、最優秀選手などなど、みんなひとりひとりがよく頑張ったと思う。中には内気であまり言葉は発しない娘がトライを決めたりしたこともあった。時には仲間内で言い合いもしたりしていた。それが一年を通して本当にたくましく成長してくれた。キャプテンとして準備してきた手紙をももかが読み上げた。読み始めてすぐに気持ちがこみ上げてきたのか泣き始めたしまった。すぐに仲良しの Brigid や、Saidhb、 Sierraがももかの周りにきてくれて励ましてくれた。鳴き声ではっきりとは聞こえなかったけどコーチ二人に抱きしめられてさらに泣き顔になっていた。嬉しい瞬間だった。ラグビーで繋がる仲間の輪だ。いつまでもいつまでも大切にしてほしいと思う。

おめでとう 2020-2021 Grand Champion Hong Kong Football Club U14Girls!