香港ラグビー

ラグビー漬けの毎日だ。

ラグビー漬けなのは僕じゃなくて娘のことです。3月末に新しいスタジアムで開催される「Hong Kong Sevens」に向けて新しい枠組みでU18Gのリーグ戦が始った。昨日はその初戦がHKU Stanley HO Spots Groundで行われたので観に行った。久しぶりの試合観戦だ。本人的には7人制よりも15人制の方が好きらしい。理由を聞くと7人制は走ってばかりだから嫌なんだそうだ。3試合して1勝、1敗、1引分という結果だった。娘が所属するHong Kong Football Clubは人数も多くて単独でチームを構成できるが他のチームは単独でエントリすることが難しく2チームもしくは3チームが合同でチームを作ってエントリーしているというのが実態だ。2019年以降、母国に帰ってしまった選手も多くいる。それに追い討ちをかけたのが新型コロナの影響だ。それでも中には特別なイベントがあるとそのイベントに参加するためだけにわざわざ香港に戻って来てプレイする選手もいる。娘と同じチームの1人はイベントごとにイギリスと香港を1人で往復してする。さすが国際都市 香港だ。話がそれでしまった。

土曜日は、King’s parkまで女子チャンピオンリーグの試合を観に行った。Valley Fort vs GaiWu Falcons ともに何人もの知り合いがプレイするし香港の女子ラグビーのレベルを知るにはいい機会だと思って行くことにした。試合結果は僕が所属していたチーム Gai Wu Falconsの大差での敗北となった。それはいいとして目を引いたのは対戦相手 Valley Fortのフライハーフ Ms Bellaのゲームマネージメントとボール捌きだ。スクラムからボールをもらうと瞬時にスペースを見つけて的確なパスで攻撃をマネージする。とにかく彼女がボールを持つと選手が動きまわる。試合後半では22mに入ったスクラムからドロップキックも見せてくれた。不成功とはなったが見ていた僕も頭になかったプレイだった。実は試合前に通り縋りに声をかけた。「Hi Vella」そういうといつもは笑顔で返事を返してくれるのだがこの時は厳しい顔つきのまま「Hello」としか返してくれなかった。相当な気合いの入り様だった。それもそのはずだった。対戦相手のGaiWu Falconsは前節で強豪Hong Kong Football Clubを1点差で破っていた。そんな試合を前にしていた時に声をかけたことを反省した。僕はこれからの香港ラグビーは大いに盛り上がると思っている。それは男子も女子もだ。今年の8月にはイングランドで女子のワールドカップが開催される。4年後はオーストラリア開催が決まっている。めcちゃ楽しみだ。

またひとり・・・

カナダへ移住を決めた友

その友人は香港で100年近く続く雲呑麺屋さんの後継だ。香港のセントラルという一等地に店を構えて何人もの従業員を従えて何不自由なく3店舗を回してきた。香港でもお店を閉めることが話題になったくらいの老舗で有名な雲呑麺のお店だ。詳しく会話で確認したわけではないが推察するに娘の将来を案じての決断だったのだろう。彼は僕の質問に対してバンクーバーへ「戻る」と書いて返信してきた。祖父母か両親の時代にも移住した経験があったのだろう。その記憶がきっtお「戻る」とメールで表現した理由だろう。歴史は繰り返すのか?

彼との関係はもう7~8年に遡る。香港で長い間活動する日本人主体のラグビーチームがある。GaiWu Blossomsという。身長が190cm近くて体重もそれなりだ。ポジションはプロップ、スクラムを組む最前列だ。試合中に僕が疲れると彼に合図を送って代わってもらうバディなのだ。いつも先発は僕だ。15分程度経った頃にサイドラインの外に立つ彼と交代する。とても大柄な体を揺らしながらグランドに入ってくる。決してスキル的には高くない。それは僕も同じだ。相手の厳しい当たりを受けてもしっかりと耐えてくれる。僕にとっては頼もしいバディなのだ。体の大きな子に意地悪な子はいないと聞いたことがある。その言葉を地でいくような優しい男だ。試合後半になるとペナルティなどでレフリーが笛を吹くたびにグランドから遠目に僕を見てくる。そして目で代わってくれと優しく訴えてくる。3回ほどその目線を無視して4回目で交代にグランドへ入っていくと嬉しそうな満面の笑みでハイタッチをしてくる。

そんな友がまたひとりここ香港を離れるという。いつの日かバンクーバーのその地で会える日を楽しみに・・・バディ元気で!

你好 啓徳体育園主場館

こんにちは KAI TAK STADIUM

先週の日曜日、香港の大学や専門学校の生徒によるセブンスラグビー大会が新しいスタジアムで開催された。3月末に開催されるセブンスのワールドシリーズ香港セブンスを前にスタジアムの運営をトライアル的に確認する目的もあったそうだ。新しいスタジアムはKAI TAK Sport parkの中にある。名称は「啓徳体育園主場館」だ。最寄り駅はKAI TAK駅もしくはSung Wong Toi駅だ。今回はKAI TAK駅から歩いてスタジアムに向かった。途中新しくできた「AIR SIDE」というショッピングモールのそばを通って歩いて行くと銀色の丸みのあるスタジアムの側面がみえてきた。体力的にちょっと遠いなぁって印象だ。MTRの改札みたいなゲートにチケットのQRコードをかざして入場する。階段を上っていくと目の前にスタジアムが広がてみえた。香港スタジアムと違ってハイカラなスタジアムといった印象だ。ハイカラ(古ッ)の根拠はスタジアムのシートの色が赤、青、グレー、等のまばらな色でランダムに構成されているせいだと思う。東京の国立競技場を模した仕様のようだ。フェンスに近づいてピッチを覗き込んでみると高さと広さを感じる。でも香港スタジアムの3階席ほどの恐怖感はない。ピッチは天然芝でラグビー、サッカーはもちろんコンサートなどのイベントにも対応可能だそうだ。シートに座ると足元にエアコンが噴出していてちと寒かった。天井は開閉式で雨でぬれる心配はないがセブンスの決勝戦後の花火の打ち上げができるのか心配になった。バーカウンターに行ってみた。ビールの種類も増えている。アサヒも1664も売っていた。3月28日から始まる香港セブンス、席取りの段取りを考えないといけないな(笑

啓徳体育園主場館 (KAI TAK STADIUM)

 

New Year’s Day Youth Rugby Tournament 2025 Game Day

Hong Kong Dragons vs Oversea Lions

New Year’s Day Youth Rugby Tournament が Hong Kong Football Clubで開催された。何年前から開催されている大会かは知らないが毎年1月1日に開催されている。毎年クラブチームのシーズン戦が大詰めを迎える11月頃からこのYouth Rugbyのセレクションが始まる。数回の合同練習を経て12月中旬頃にセレクション結果が発表される。前に香港でプレイしていた経験のある選手で今は母国に帰っている選手も対象でHong Kong Dragons と Oversea Lions の2つのチームを構成して試合をするのだ。お蔭様でももかは Oversea LionsのHOとして今年もプレイする機会を得た。残念ながら試合には20対14で敗れた。でも、今回の試合のパフォーマンスは僕がこれまで観てきたももかのクラブチームの試合等すべてふくめて一番の出来だったと思う。最高の出来だった。
実は数日前の夕食後にポッドについて相談を受けていた。チームのコーチからスクラムがブレイクした後やラックではブラインドサイドのウィンガーの前にポジションするように指示を受けたというのだ。「その位置やと全然ボールが回ってこぉへんねん」という。さらにボールをもらってもパスするのか?ゲインするほうがいいのか?このポジションの意味って何なん?一瞬返答に困ったと同時にいろいろ考えてるんだなと関心した。パスかゲインか状況次第で判断だろうな。注意しなきゃいけないのはブランドサイドだからチームのサポートが遅れる可能性があるから捕まってもすぐに倒れるないようにもがいて仲間が来るまで踏ん張って時間かせぎしなきゃとアドバイスした。さらにSHにもたまにはブラインドへボールを出すようにお願いしときとも伝えた。そして迎えた試合当日、緊張はしているものの「本番には強いから大丈夫」と言って先に家を出て行った。
試合開始のホイッスルがなった。いつもと違って勢いよく相手チームに向かって走り出した。「ボールが回ってこない分、タックルでアピールすんねん」そう言っていたとおり何度もタックルにいっては起き上ってまたタックルにいっていた。ディフェンスラインでもチームに声をかけて仲間をうまくライン上に振り分ける冷静さもみせながら前に後ろに右に左にととにかく動いていた。チームの方針でペナルティはとにかくタッチでラインアウトから攻撃することになっていた。そのたびにラインアウトのスロウワーとしてもうまくボールを投げてみせた。さらにはゴール前に持ち込んで数回のラックから最後にピックアップして飛び込んでトライまで決めて見せてくれた。

Screenshot

実はトライが決まった瞬間は逆サイドからみていたので誰が決めたのか分からなかった。暫くして状内アナウンスで「Try No.2 Momoka WATANABE」と名前が響いて初めて知った。内輪で驚きで盛り上がった。新春早々にやってくれた。トライのあとも動きは落ちなかった。ジャッカルも決めてチームを救ったしおまけにタックルからコンカッションで2週間の練習禁止までもらってしまった。試合には敗れたけど僕の中では間違いなくももが「Woman of the match」だと思っている。試合後にチームメイトのお母さんたちからも「もも最高のパフォーマンスだったね」と何度も声をかけられた。本当にいい試合だったし思い出にのこる出来だった。本人も間違いなく自信になった経験が出来たはずだ。いままで頑張ってきた結果だろう。ラグビーの神様どうかこれからも見守ってあげてください。祈ることくらいしかもう出来なくなってしまった。頑張れッ もも!

New Year’s Day Youth Rugby Tournament

Hong Kong DFragons vs Oversea Lions

NEW YEAR’S DAY YOUTH RUGBY TOURNAMENT 2025

TRAINING DAY

2025年1月1日にHong Kong Football ClubでNew Year’s Day Youth Rugby Tournamentが開催される。有り難いことに今回もその試合のメンバーにももに選んでもらえた。U14、U16 そしてU19の今回と3回連続の選出には感謝しかない。U14の時に初めて選ばれてもらった背番号2のジャージは今も記念にとってある。そして今回もOver Sea TeamのHOとして出場できる予定だ。今日、その練習を見学に行ってきた。U19のカテゴリーではあるが選手の実際の年齢は来年2025年に18歳と17歳に達することが基準になっているため16歳と17歳で構成されている。なので表現としてはU18とする方が適正ではあるのだけれど世界的な諸事情かな?U19までは「YOUTH」というカテゴリと定義しているようだ。ややこしい話は置いとこう。

Hong Kong TeamとOver Sea Team、それぞれ23人が選出されている。中にはゆうに180cmを越していると思われる選手もいる。チーム名にあるようにこの試合のために海外から香港に戻ってきている選手も何人もいる。さすが国際都市 香港らしいセレクションだ。4時からの練習に少し早くFootball Clubについた。グランド中央では男子のU16のチームが練習していた。ももたちU19Gはグランドの両端に分かれて小さなグループになって時間前の軽い練習に入っていた。

HOのももはラインアウトではスローワーの担当だ。遠くから見ているとジャンパーの選手たちと何やら会話をしながら繰り返し確認をしているようだった。暫くして時間になると大きくグランドを使っての練習が始まった。ゴールラインに並んで5m、22m、10mへの往復ダッシュが始まった。前は苦しそうに走って見えたが今日の走りは意外に周りの選手と差がないくらいに「速く」走り切っていた。ちょっと驚いた。意識が変わったのかな?成長か?今日の練習までのすでに回数を踏んでいてダッシュの後はスクラムやラインアウトなどのセットプレイからのフォワード、バックスの合わせを繰り返していた。ももはスクラム、ラックがブレイクした後は必ずブラインドサイドのウィンガーの一つ内側に立つようにコーチから指示されている。今日の練習でもラックのブレイクの後オープンに2度ボールが展開されて折り返して戻ってきたボールを受けると前に出てラックのポイント、もしくは素早くウィンガーにパスと何度も繰り返しこなしていた。「ボールが回ってこないから嫌やねん」「アピール出来ひんねん、このポッドのポジションは嫌や」と言っていた割には今日の練習ではいい感じに動いていた。練習の終わりに「あそこのポッドのポジションはサポートが少ないから相手に捕まったらすぐに倒れるとジャッカルされるからすぐに倒れないように立って時間を作らないと言うと「分かってる」と言っていた。ウィンガーにパスするかそれとも自分で前に出てポイント作るか考えなきゃなとそんな話をしながら帰宅した。

前回、2024年 New Year’s Youth Rugby Tournament

数日前に夕食の時、こんなことを言っていた。「ももちゃんな、パスを受けた瞬間に相手のディフェンスが見えるねん」「は?何それ」と聞くとパスを受けて次にパスを出そうとする時に相手のディフェンスがパスを受けるチームメイトにタックル行くのが見えるねん」「だからパスせんと前に出てラックにすんねん」「・・・ほぉ」「すごいやん」「やろぉ!一瞬見えるねん」成長したもんだ。「パパはパスを受けるので精一杯やわ」

明日と明後日と最後3回の練習を積んで31日は休養だ。そして1日が大会当日だ。悔いの残らないいい試合になることを祈っている。明日も見学に行くつもりだ。

NEW Y”EAR’S DAY YOUTH RUGBY TOURNAMENT 2025

Men’s Autumn Internationals 2024

HKC vs BRAZIL 2nd round

試合途中から降りだした雨の中、試合終了のホイッスルがなった。対ブラジルとのテストマッチ第2戦、香港は38-17で勝利した。僕は内心2戦目もあぶないかもしれないと少し懐疑的な視線で新設されたカイタックスポーツグランドのピッチでウォームアップを続ける香港チームをみていた。一週間前Hong Kong Football Clubで行われた初戦でブラジルチームのウォームアップを観た時にもしかしたらあぶないんじゃないかと思った。その時点での世界ランキングでは香港は23位、ブラジルは31位だった。選手ひとりひとりのサイズ感や動きをみながらランキングの差ほどのスキルの違いは感じなかった。案の定、スクラム、早く前に出るディフェンス、ブレイクダウンでのボールの争奪戦、オフロード、どれをとってもブラジルのほうが上回っていた。結局香港はまったく見せ場を作れずに10-23で敗れた。試合後にLUKEに聞くと「very strong」と言って疲れた表情を見せた。Strongの意味はチームとしてもそうだし個々の体力、物理的な体の固さをも含めての印象だったのだろう。
そして迎えた絶対に負けられない第2戦だった。試合前にメインスタンドからピッチに出てくるLUKEに声をかけた。振り返って右手をあげて応えてくれたその顔つきにしっかりとした決意が見えた。新しく完成した(正確には完成途中だが)カイタック スポーツグランド。台風の影響で小雨交じりの天気だ。試合開始のホイッスルがなった。僕は初戦で何もできなかった香港がどのくらい修正して仕上げて試合に望んでくるのか?そんな視線で試合を見守った。開始10分ほどして懐疑的な気持ちはすぅーっと消えた。ブレイクダウンの集散やパス、とにかくポイントを作らずに早くボールを動かしている。まるでエディさんの超速ラグビーを手本にしているようだ。ラックになっても最低限のオーバーやディフェンスで対処してすぐに次のアクションに備える。そんな機敏なラグビーを香港は徹底して見せた。どうしたんだ香港?嬉しい疑問がわいてきた。その疑問は試合翌日のLUKEのインスタで解けた。初戦のあとチームは10時間以上もの修正練習を続けていたのだ。そして臨んだ第2戦だったんだ。LUKEのあの厳しい顔はその表れだったんだ。新しいグランドのこけら落しにふさわしいいい試合だった。Congratulations Hong Kong XV Rugby

Hong Kong vs Brasil  <– 6分24秒あたりに写ってます 🙂

 

サクラフィフティーンと資さんうどん

一泊二日の小倉、博多旅行

8月11日から一泊二日で小倉、福岡へ行ってきた。一番の目的はサクラフィフティーンの応援だ。ミクニワールドスタジアム北九州で世界ランキング7位のアメリカとのテストマッチ。10日から始まる3連休とお盆休みがつながっていることもあって新大阪からの新幹線のぞみは全席指定席、EX予約をつかってなんとか3人並びの座席が確保できたのは16時22分着ののぞみ141号だった。小倉駅から会場のミクニワールドスタジアム北九州までは徒歩7分程度、新幹線が止まる駅から超近のこのスタジアムは今後もっと有効活用できそうな環境だ。駅から会場までの通路には顔見知りの長田いろはキャプテンが左手で先を指さすポスターが道案内してくれていた。会場手前のJAPAN RUGBY CHALLENGE SERIESとかかれたパネルの前で写真をパチリ(笑
メインスタンドの前から2列目の席にすわった。グランドでは両チームの選手たちが約1時間後の18:00キックオフに備えてアップしている。すると「あら~こんにちは、わざわざ香港からきたんですかぁ~」と最前列から振り返って声をかけてくれる女性がいた。「あぁ~こんにちはぁ~ご無沙汰してます(内心は誰だったっけ?)」と笑顔で答えているうちにご主人がもどってきた。「あぁ~SO大塚朱紗選手のご両親だ。今年5月に香港で行われたアジアチャンピオンシップでお会いして以来だ。やっぱラグビー繋がりはいいもんだ(笑
ラグビー繋がりとと言えば、当日は誰に会えるか楽しみだと娘と話していた。もう10年以上のお知り合いの知春ちゃん、アノちゃん、2人ともすっかり女子ラグビー界のレジェンドになってしまっておいそれとは近づけない存在になってしまった。するとそのレジェンド中村知春ちゃんがメイン席の後ろのほうに座っているのが見えた。娘も気づいてすぐに席をたって彼女のもとへ!「ちなるちゃ~ん」と掛け声をかけて近づくと久しぶりぃとハグしてくれた。しばしの間、再会を喜んでお土産を渡して分かれた。オリンピアンらしくきっちりとしぼられた体形だった。もう一人のオリンピアンレフリーのアノちゃんは今日の試合ではARだ。試合後にスタンドにいる我々に気づいてくれてそばまで来てくれて再会を喜んだ。
香港での試合で会った選手たちにもたくさん会えた。WTB13番古田真菜ちゃん、LO吉村乙華ちゃんは試合後にタックトップのジャパンジャージを娘になげてくれた。SH阿部さん、斎藤聖菜ちゃん、スクラムコーチのマックさんは香港で会ったことを覚えていてくれた。ヘッドコーチのマッケンジーは気づいてくれなかったけどチームのサポート谷口さん、中嶋さんみんな笑顔で手を振ってくれた。試合は最後におかしな判定のPGで17-17の同点に終わったけどランキング上のアメリカと互角に戦ったサクラフィフティーンの成長が見れた試合だった。
試合後に宿泊予定の博多へ移動した。新幹線で食べたお昼だけで腹ペコだった。チェックインしてすぐに博多駅のレストラン街で「もつ鍋 おおやま」へGO!めっちゃ美味しかった。やっぱり味噌味にして正解だった。翌日は懐かしの「質さんうどん」で一番人気のゴボ天肉うどんで大満足の小倉、博多一泊二日の小旅行でした。

Hong Kong XV vs Brazil

おめでとう香港代表

香港時間7月22日午前2時30分 香港代表 vs ブラジル戦の中継がYou Tubeで始まった。香港代表の南米ツアーテストマッチの最終戦だ。チームリストを見るとLukeはNo.8でスターターだ。試合の3時間ほど前にWhatsAppでLukeに体調はどうかと聞いてみた。すぐに All goodと返事があった。その言葉通りに試合開始10分過ぎ相手陣地22mの左端でボールをもらうと2,3人のディフェンスを交わしながら最初のトライを決めてみせた。コンバージョンも決まって7-0とするもすぐに同点に追いつかれてしまった。前半30分過ぎには追加のトライをきめて14-10で前半を終えた。後半はブラジルペースで試合は進む。なんとか我慢して耐えていた香港だったが58分過ぎにゴール前のラックから押し込まれて14-15と逆転を許してしまった。更に65分過ぎにはまたもフォワードで押し込まれて追加点(14-22)を許してしまった。それでもひとつトライを返して19-22と食い下がるもブラジルはPGを決めて19-25と香港を突き放す。6点差のまま刻々と時間が進む。終了間際79分に相手陣地深くにはいった右端でラインアウト、しっかりボールをキープしてモールを組むとブラジルゴールへ向かってドライビングモールで進んでいく、たまらずブラジルはオフサイドのペナルティを犯す、アドバンテージをもらって更に前進していく、途中で出したボールを左端にキックパス、ボールを受けたウィングがブラジルゴールへ進もタックルを受けてモール、出したボールをライン際で張っていた右ウィングにパスすると飛び込んでトライを決めて1点差とした。時計は80分を過ぎていた。静まり返った静けさのなかコンバージョンを決めて26-25の大逆転勝ちを見せてくれた。朝方4時20分過ぎだった。僕はひとりYouTubeの前で涙を流した。日本でプレイすることを夢見て南アフリカからひとり香港へ渡り住んでプロとしてプレイしているルーク、今は香港ラグビーのちょっとした有名選手だ。初めて会ったときは26歳だったと思う。逆転勝ちを決めて喜び合う選手の輪の中にルークを見つけた。本当に嬉しそうなその笑顔をみてよかったと自然に涙が流れた。

You Tube: Hong Kong XV vs Brazil

Hong Kong Rugby Union: Hong Kong Rugby Union News

南アから友来たる

Mr. Gavin Willson

「I will be at Di Vino on Wyndham street this evening around 6-8 pm」 先週木曜日 WhatsAppにこんなメッセージが届いた。2週間ほど前だったか、7月10日から香港に行くから、会えたらいいんだけどといったメッセージが届いていたことをすっかり忘れていた。そっか今日だったか!会社をさぼってゴルフの練習に西貢フェリーに乗り込む前だった。3時から1時間だけのドライビングレンジで切り上げて汗だくの中シャワーも浴びずに4時20分発フェリーに飛び乗った。西貢ピアからミニバスとMTRで帰宅できたのは5時20分過ぎ、大急ぎでシャワーをして5時45分頃に家を出た。
MTRの中で集合場所のワインバーを確かめる。ランカイフォンの上の通りでSOHOとの中間くらいだ。ハロウィン向けの雑貨の出店がならず会談をひっしに上り続ける。結構キツイ。途中、大陸からの若い観光客らしき複数のグループがSNS向けだろう、スマホで写真を撮り合っていた。街中で普通語が聞こえてくることがすごく増えた。息をきらしながら石段を登り切って左手に指定の「DiVino wine & bar」はあった。
外からガラス越しに見ると6時半過ぎだというのに多くの客で込み合っている。入口を恐る恐るあけて入るとすぐに「Hi Haruki」 Gavin が両手をひろげて近づいてきた。頭の形は同じ、相変わらずの笑顔でハグしてきた。周りで飲んでいる10人以上のお客さん達は全部 Gavin 繋がりだ。全員がお互いに知り合いじゃない。それでもGavin繋がりで集まって飲んでいる。どういう知り合いなのと聞くと、仕事仲間だという。なんの仕事?建設関係さ、みんないいやつばっかだぜ!あっちのデカいのはラグビー繋がりだよ。HKFCのキャプテンだったやつだよ。紹介するよ。そんな感じでワインを何杯も飲んだ。不思議だったのはみんな適当な時間にきて適当な時間に帰っていった。料金も支払いせずに(笑 きっと最後にGavinがもつんだろうな、こんな集まり方っていいなと思った。日本じゃ何時に集合、何時まで、ひとり〇〇円ね、って感じだもんな。
Mr. Gavin Willson が 今の香港代表 Luke Van Der Smitを日本に紹介してほしいと持ち掛けてきた男だ。このブログを書き始めたきっかけの男の一人だ。

 

Mr. Luke Van Dea Smit

DiVino Bar & Restaurant

 

久しぶりのGai Wu

4月初めに引退宣言をして3カ月ぶりにGai Wuの練習に参加させてもらった。Gai Wuのホームグランド Happy Valley Pitch #6 13時集合、12時45分過ぎに着いた。暑い。めっさ暑い。31度、日差しが痛い。懐かしい顔が声をかけてくれる。引退するって誰も許可してませんよ。笑 気心が知れた仲間たちのイジリが嬉しい。タッチゲームからパス練、1対2、2対3と基本練習が続く。暑い。日陰がない。水分を十分に補給しながらの練習。この暑さと湿度の高い気候が10月のシーズン開幕まで続く。一旦、気持ちが切れた身としては到底続けるとか想像がつかない。長いGai Wu J の歴史をつないで言ってくれるみんなに感謝だ。練習終わって、ビール飲み過ぎた。家に帰って爆睡だった。来週も行こうかなぁ(笑