2020-2021シーズンに向けて

少し気温がさがってきました。秋晴れの香港です。真っ青な空のもと先週につづいてシーズンインに向けての練習開始です。香港ラグビーユニオンは2020-2021シーズンを11月7日に開催することを正式に発表しました。試合でピッチに立てる人数は33名までと一部、制限はあるものの正式に発表されたことには大きな意味があると思います。香港ラグビーユニオンのコロナに対して「負けないぞ」という意思表現と言ってもいいかもしれません。ただ、プレミアリーグ以外のカテゴリーについては正式な試合日程などは決まっていません。慎重に進めていくようです。

そんな中、ももかのU14Gのトレーニングは今日も9時30分から始まりました。練習開始前に新しいジャージと練習ジャージ、それからショーツももらって気持ちが昂っているようでした。先週の練習のときにも思ったんですが「あれ?足が速くなったかな?」いい感じです(笑

来週19日(月)から新しいU14G香港代表のセレクションも始まります。楽しみです。

Happy valley #6

香港では政府の感染症対策は依然として継続されてはいますが、少しづつ以前の「平常」を取り戻しつつあります。先週復活したフットボールクラブの練習も今日はピッチをパブリックのグランドに移して行われます。9月13日に日本から戻ってきて2週間の自主隔離生活をしっかり勤め上げて晴れて自由の身(笑、練習が出来ることの喜びを実感しているようでピッチに向かう足取りも軽やかです。朝、ピッチに向かう途中でチームメイトで大の仲良し Ms. Olivia に会って興奮気味に話していました。二人が何を話しているのかは後ろからついていく私には聞き取れません。仮に耳には聞こえてきても既に娘が友人と話す英語は聞き取れません(泣笑、
練習は、U16GとU14Gが合同で行われています。広いピッチの4つのコーナーにコーチが分かれて待っていて、それぞれ違った練習メニューを4つのグループに別れた選手達ちが15分程度でグルグル回ってこなしていきます。これはひとつのグループに多くの選手が集中しないように政府の感染症対策を考慮してのメニューです。選手の楽しそうな顔をみていると以前の平常が戻ってきていると感じます。まだ、ユニオンからの正式なアナウンスはなされていませんが、11月には2020-2021シーズンが始まるそうです。例年よりも1か月程度の遅れですが、いよいよ香港のラグビーシーンが始まります。

We are back finally.

I wonder how many days has been passed away since the normal life has gone due to Covit-19. Today we are finally back to the home ground Hong Kong Football club. Many nostalgic smiles came rushing in to my eyes when we, daughter and myself, arrived at club and my daughter is rising her hand said “Hi”. I believe these reflections of team mate who had fight game together are same in the world. Then my daughter boot up and go to pitch with water bottle together. I felt my happiness deeply with seeing her back.

HKFC U14G BACK HOME AFTER LONG HOLIDAY

嬉しい。とにかく嬉しい。無条件に嬉しい。香港フットボールクラブ U14Gの練習が真夏と思えるくらいの暑い日差しの中で再開されました。何日ぶりだろう?確か1月末か2月始めから公式な練習が停止されたと思う。3ヶ月ぶりだ。少人数でノーコンタクトという条件つきだけど久しぶりに見る娘たちの顔はどれもキラキラしている。ながいお休みだったせいもあってちょっぴりふっくらした娘も何人かいる。ピッチでボールを追いかけることができるこの環境をめい一杯楽しいんでほしいと思う。

観覧席で顔見知りのお父さんたちと10月に延期された香港セブンスの話をした。口々に開催は難しいよねという予想だ。理由を聞くとスポンサーになっているキャセイパシフィックもHSBCも業績がよくなくて開催できる余裕はないよとのことだった。そうだよなぁ〜納得だ。これら2社に代る大口のスポンサーは今の香港には見当たらないし、残念だけど仕方なしといったところだ。それでも練習を再開できた今日のこの環境に感謝です。一日も早く元の日常に戻ることを願っている。

ALL GIRLS BEACH FESTIVAL 2020

毎年恒例の All Girls Beach Festival が開催されました。会場は Discovery bay という香港の西側に位置するランタオ島のビーチです。U9からU16、U19の Ladies が5人制で8分間のリーグ戦だ。Hong Kong Football Club からは、Team A(8人)、Team B(11人)、それに、Team C (9人)の3チームがエントリしていて、ももかは、Team B として参加した。総勢28人。ビーチで走り回るのは本当にきつい。気づくとピッチの反対側に歩いて行くだけでも前傾になってふぅふぅ言って歩いていた。この中でたった8分間と言え相当に苦しいだろうなぁ〜と思った。

大会は5チームによるリーグ戦、中には香港代表のチームに選ばれている顔見知りの選手もいるらしく、お互いに目配せで合図を送ったり声を掛け合ったりしている。ももかも数人と笑いながら挨拶を交わしていたりした。同じ U14G というカテゴリーで知り合った者同士、これからずっと大会の度に会って挨拶を交わすんだろう。こんな素敵な出会い、チームは違ってもラグビーを通して知り合った仲間同士の繋がりをももかにはどうか大切にして欲しいと思う。日本で同じような出会いや繋がりができるかどうか分からない。ここ香港では繋がる仲間に制限はない。目の色、髪の色、肌の色、考え方、文化、習慣などなど!ラグビーをやっているという共通項でお互いを認め合う、この環境は何物にも変えがたいと思っている。それを今は気づかずに居てほしい。それが自然なんだと思っていてほしい。少し話がラグビーからそれてしまったかな(ˆˆ)

試合はというと、残念ながら4試合とも全敗で終わった。U14G にもなると体格の違いは大きなアドバンテージになる。女子でも大柄な選手は優に170cmを超える子もざらにいる。家にいる時はデカくなったなぁ〜と思ったりもするのだが、試合でそんな選手の中に混ざってしまうと、ももかは少し小柄にも見える。それでもボールを持つと右に左にとステップを踏んで相手を躱したり、時には相手に当たってラックの起点になったりとまぁチームに貢献するプレイを見せていた。試合前は正直言ってビーチでの5人制のラグビー、走力とすばしっこさ、難しいかなと思っていた。ところがそんな予想とは裏腹に素早いプレイを見せてくれてチームにも貢献していたと思う。後から考えて分かった事だけど、下半身は結構強い。その体型が功を奏したのかなと思った。最後の試合では、トライも決めて本人にとっては嬉しいビーチラグビーになったようだ。

 

HKFC League Semi Final

すごく久しぶりの感覚だ。ももかの所属するチームとしての最終戦だ。しかもトーナメントが2つ重なっていて、ももかは Div.1 と Div.2 の両方にチームにリストアップされた。Div.1 は25分ハーフのひと試合、Div.2 としては、18分を4試合だ。4日前の元日にも25分ハーフの試合をフルで戦っていて今年はラグビー一色に染まった年明けとなった。今日は仲良しのオリビアがクリスマスホリデーから帰ってきてくれて久しぶりの再会でとても楽しそうだった。Div.1 の試合は15人制で、25分ハーフ、相手は SKS & Tigers の合同チーム、先日の1月1日に行われた香港代表メンバー同士の試合で顔見知りになった友達の顔が多く見える。ある時はチームメイトして、またある時は対戦相手として戦う。若干12歳でそんな素晴らしい環境にいることを感じてほしいものだ。ももかは前半と後半を通してフッカーとして出場させてもらった。試合前に指示したのは、1)ラックの側に入ってバックスを外にずらすこと、2)相手が何人、味方は何人いるかを意識すること、3)ボールを持ったらとにかく前にでること、たとえ10センチでもいいから前に出て、ラックにしてボールを出す。そう言って送り出した。1)、3)については試合中もやっていたように見えた。2)については後日、聞いてみたいと思っている。試合は残念ながら、2本ー6本で大敗した。

Div.1 としてのひと試合目が終わって40分くらいのインターバルの後、Div.2 の試合が始まった。各チーム人数を確保するのが難しいのが現状で10人制で行われる。初戦の相手は、Hong Kong U Sandybay Div.2 だ。昨年までは試合数が多いと無理、疲れるとネガティブなことを言って言い訳していたのだが、今日はそんなそぶりは見せずに試合に望んでいた。それでも、40分のインターバルをとったとはいえ、ももかは少し疲れているように見えた。この試合の後にまだ3試合を残している。流石に少し可哀想にもなった。しかし、Div.1 に選ばれていない選手はこのDiv. 2 を楽しみに参加しているはずだ。なんとか頑張ってほしいと思って試合をみていた。

4試合を1勝3敗で終えた。最後の試合では相手ゴール手前のモールからパスをもらって飛び込んで久しぶりのトライをマークした。トライするだろうなぁという予感はあった。試合中、何度もボールをもってゲインしてはラックのポイントになってチームに貢献していた。そんなプレイを見ていてトライの予感はあった。トライを決めた後の嬉しそうな顔をみて私もこころから嬉しくなった。成長したなぁと思った。

今日で15人制、10人制の試合は終わった。来週からは4月に行われる Hong Kong Seven’s に向けて7人制の練習へと切り替わることになる。スピードと俊敏性が問われることになる。どこまでついて行けるか?楽しみにしていようと思っている。

NAG U14G Squad

NAG U14Girls Squad に選ばれました。12月3日の深夜、すでに4日になった0時半頃、届いたメールには、「Congratulations to you on being selected as part of the 2019/20 National Age Gradeu14 Girls Squad! 」と書いてあった。早速、4日の夕方6時からの練習に参加しなさいとの内容だった。寝ようと思って横になってこのメールを見た私は少し興奮して寝れなくなってしまった。嬉しかった。でも正直言うと半信半疑だった。2日にみた代表のジャージ、胸の真ん中にメインスポンサーである HSBC のジャージをもらうまではどうも信じ切れなかった。

4日、私は仕事でマレーシアへ出張だった。夕方の練習開始前に登録受付をしてジャージをもらう段取りということは知っていた。マレーシアに着いてからも落ち着かない。自分でそわそわしているのが分かる。受付時間の5時半を過ぎても、ももかからは何も連絡がない。本当に選ばれたのか?ずっと気になっていた。練習場所まで付き添っていた家内から「ユニフォームもらってたよ」とメールが来た。よかった。それでもそのジャージを着ているももかをどうしても見たかった。みて確かめたかった。結局、練習後に家に帰ってから自撮りした写真を送ってもらってみることが出来た。赤地に黒いストライプが入っている胸の真ん中に「HSBC」のロゴマークがはっきりと見える。間違いない。U14G Squad に選ばれたんだ。ひとりマレーシアのテラスバーで一人でビールを飲みながらしみじみと余韻に浸った。本当におめでとう!パパは最高に嬉しく思っています。

HKFC U14G vs Sai Kung Stingrays and USRC Tigers

さぁー第2戦!Sai Kung Stingrays and USRC Tigers の合同チームが相手だ。
2戦目ということでチームの雰囲気もよくなってきた。送迎バスの中はさながら修学旅行的な雰囲気だ。ももかはベンチスタート、試合開始そうそうに相手に先制トライを許したもののすぐに反撃のトライを決め返した。その後は踏ん張り切れずに2本-4本で前半を終了。後半も合同チームの自力が勝り結果的に4本-6本で敗れた。

ももかは試合前にタックルを頑張るみたいなことを言っていた。先週の試合のあとでも「ちゃんとタックル行けてたやろ?見てた?」としきりに聞いてきてた。たぶん自分の中でタックルに行けるかどうかを試している様子だった。後半が始まってすぐにその場面があった。モールから出てきた相手に肩から当たって、しがみついて倒した。すぐに起き上がってボールを追いかけて走っていた。

ビデオを取りながら心の中で「やったな」と思った。試合の後、ちゃんと見てたよ。しっかりタックル行けてたなぁ〜と話しかけると嬉しそうにちゃんと行けてたやろぉとドヤ顔された。きっと大きな自信になったはずだ。

タックルいく時は怖い。でもタックル行かないとチームから信頼されない。それがわかっているから心が苦しくなる。チームにとっては小さなタックルかもしれないが自分にとっては何かが変わる大きなタックルだったりする。頑張れっ!

The first game of U14 Girls Rugby in Hong Kong

ももかの新しいシーズンが始まった。来年1月の決勝トーナメントまで5チームで優勝を目指して戦うことになる。今日は Flying Pirates との初戦だった。先週、事前に先発メンバーが発表されていて、ももかはHOで CO-Captain に選ばれていた。驚いた!本人もびっくりしたようで、試合前には、初戦にキャプテンという肩書きで少し緊張して戸惑っていたようだった。

香港の女子ラグビーのカテゴリー分けは、それぞれが U14 Girls League、
U16 Girls Leagueそして U19 Girls Leagueと3つのカテゴリーに別れている。ももかの U14 は12歳から14歳で構成されている。詳細はこちら:U14 Girls League

前半のキックオフを自陣の左奥まで蹴りこまれて攻め立てられた。一度はゴールラインまで攻め込まれたが相手のトライをパイルアップして持ち堪えたが、その後のスクラムからブラインドサイドを抜けられて先制のトライを許した。あっという間に攻められて何が何だか分からないままにスコアされた様子だった。それでもマイビールキックからの再スタート後に敵陣右奥に攻め込んだラックから同じくブラインドサイドを14番がまっすぐ走り抜けて同点のトライ!その後も2つのトライを奪って前半を終了できた。

試合は25分ハーフ、ピッチは成人と同じサイズだ。試合前は U14 には少し広くて厳しいんじゃないかなという心配もあったが、そんな心配は無用だった。逆にこの広さがないとバックスへボールを展開して走りきるようなランの攻撃ができないんだなと一人内心納得していたのでした(笑

ももかにとっては初めての15人での試合、しかもフルサイズのピッチで初めてのHOで先発できた。きっと思い出に残る試合になったはずだ。これまで毎週木曜日の夜練習も欠かさず参加していた。コーチの指示には真っ先に素直に従って取り組んでいた。今朝、集合場所の Football Club にいく途中で、試合中の課題としてタックルをあげていた。心の中でタックルに行けない自分と戦っているようだった。ラグビーを通じてちゃんと成長しているんだなと嬉しくなった。

前半を終わって、3本ー1本で優位に試合は進んでいきそうな雰囲気だったがディフェンスのギャップとやはりピッチの広さに疲れたのかチーム全体の動きが鈍くなった。途端に立て続けに2本をとられて同点、流れが相手チームに行きかけたときに頼りになるオリビアが何人もの相手選手を引きずりながらもゴールポスト下へ勝ち越しのトライを決めた。その後、相手の心を打ち砕くようなダメ押しのトライを決めて6本ー4本でシーズン初戦を勝利で飾った。

ももかは何度もラックやモールからもらったボールを前に攻め込んで着実にゲインしていた。ナイスプレイだったと思う。上出来だった。それにもまして嬉しかったのは、自分の弱みだったタックルにちゃんと取り組んでいる姿が見れたことだ。向かってくる相手に肩から当たってしがみついて倒した場面が何度かあった。試合のあとに「タックルいったところ見てたで」嬉しそうに「少し怖くなくなった」と笑っていた。

NHKのサンデースポーツに出ていたスポーツジャーナリストの「藤島大さん」が今回のワールドカップを通じて「ラグビーっていいもんだなぁ」という気持ちが広がってほしいと言っていた。本当にそう思う。ラグビーっていいもんだなぁ。

試合後に仲良しのシエラと一緒に!来週、再来週と強敵の HKU Sandybay 、Valley Fort と、厳しい試合が続く。楽しみだ。頑張れ MOMO!

平日練習

毎週木曜日の練習は欠かさず参加している。しかも嬉しそうに!ももかの木曜日は少しハードだ。朝、7時40分前には家をでる。電車に乗って3駅目が学校の最寄り駅だ。授業が終わるのは3時30分、それから電車を乗り継いで Causeway Bay まで行って1時間の塾(KUMONにいくもん)通い。5時過ぎには終わって Football club で 18:00から19:30までが練習だ。 そこに行くと楽しい仲間と一緒にラグビーあが出来る。とても楽しそうだ。私も嬉しい。最近はひとりでラグビー中継を見ながら「今のはノットリリースや」とか、「あれはオフサイドやわ」とか一緒に見ている嫁さんに解説してくれるらしい。たいしたもんだ。
それにしてもここ香港のラグビーが出来る環境はすばらしいと思う。ももかは今シーズンはU14としてシーズンを通してリーグ戦を戦う。香港ラグビーユニオンが運営しているリーグ戦だ。おおよそ20近いカテゴリーに分かれていている。最上位はプレミアリーグ、その中から香港代表が選ばれている。このブログを始めたきっかけでもある「ルーク」は今年から代表に選ばれている。そのカテゴリー分けの一番下に位置する「Under 14 Girls League」が、ももかが戦うリーグだ。
夕方からピッチは複数のチームの練習で混雑してきた。U14 Girls の横ではU16が練習してしている。奥のほうではU16 U19 Men、時間が遅くなるにつれて大柄な男達が続々とピッチに姿を現してくる。香港のラグビーは強くなるだろうなぁ~間違いなく強くなるだろう。そう思う。

HKRU : https://www.hkrugby.com/pages/under-14-girls-league

私がピッチに到着したのは7時前、U14 Girls はタッチゲームをしていた。タッチゲームでもどうやって攻めるかチーム内で話し合うように指示がでる。遠めで見ている私には当然、何を話し合っているのかは聞こえない。話しているリーダーの声にみんなが頷いている。リーダーは身振り手振りでみんなに激を飛ばしている。ラグビーで欠かせないチーム内でのコミュニケーション。この年代から習慣付けているのかもしれない。すばらしいと思う。