GaiWu HK vs GaiWu Blossoms
シーズンインを来週に控えた25日、GaiWu HKとのフレンドリーマッチが組まれた。GaiWu Rugby ClubのTeam Mateとのフレンドリーマッチ、フレンドリーとは言えハードコンタクトありの「ガチ」の試合だ。集合時間の9時にホームグランドであるHAPPY VALLEYに着くとHong Kongのメンバーがすでに準備運動を始めていた。「出遅れたかな」と少し気後れしながらもチームメイトが待つ輪に声をかけながら加わると、試合前の何とも言えない雰囲気というか感触が思い出される。「うぅ~ん、いい感じだ」内心、気持ちが高ぶってくる。
試合は、15分間、3本で、相手から経験の浅い新人も含まれていることから最初の15分は「コンタクト無し」と提案があった。残り2本はタックルありのスクラムはノーコンテストだ。私はいつもの3番プロップじゃなく、5番ロックでスターターだ。不思議だったのは、昨年まで感じていた試合前の小さな恐怖心とか不安感がまったく沸いて来なかったことだ。キックオフ前、フォワードは右にレシーブの布陣をしいてボールを待つ。レフリーのホイッスルで高く弧を描いて私の左後ろにボールが飛んでいく。意外と冷静にボールを追っている自分を意識できた。
試合が始まった。最初の約束は一瞬で破られた。ボールをうけた仲間に若い香港人が襲い掛かる。勢いに任せてゴールライン近くまで押し込まれるもなんとかディフェンスとキックで挽回して逆に流れを呼び込んだGaiWu Blossomsが2トライをあげて最初の15分を終わった。なかなかいい感じだ。
私は最初の10分間で交代した。それでも自分の中では「やった感」はしっかりあった。タックルも行けた(と思っている)し、ボールをもらってラックも作れたし、なによりも試合後に「楽しかった」と思えたことが昨年までとは大きな違いだ。それは私自身が感じることができた「変化」かな?結局、15分を3本やって2本-3本でトータルは逆転負けだった。少ない人数で満足に試合形式の練習もできていなかったわりには「試合」にはなっていたと思う。経験が活きた結果だろうな。さぁッ 来週からGaiWu Blossomsとしての本格的なシーズンインだ。ワクワクしている。
フレンドリーマッチの後、ももかと一緒にLukeを応援にSo Kon Poまで行ってきた。残念ながら僅差で敗れた。HKU Sandybayは開幕から2連敗だ。さらに背中から腰、足への筋を痛めてしまったようでLukeが心配だ。
ついに今日、香港の2021ー2022シーズンが開幕した。1年半以上も満足に活動できなかった期間を耐えて香港にラグビーが戻ってきた。
残念ながらKowloonに1点差で惜敗、途中卑劣なプレイに怒ったLukeがファイトするシーンをみれた。普段の優しい雰囲気のあいつがあそこまで怒って相手に掴みかかる姿に改めてラグビーに取り組む気持ちが見えた気がした。
応援していたチームが両方負けてしまったけど、朝からラグビー漬けの楽しい1日でした。さぁ自分の試合に向けて気持ちを高めて行こう! Go Go GaiWu Blossoms 🙂
いよいよ2021ー2022シーズン開幕が2週間と迫ってきました。GAI WUが集まって今シーズンの安全祈願のセレモニーを行いました。香港ではお祝いの席などでよく見かけるセレモニーです。ひとりひとりお線香を神様へあげてみんなで豚の丸焼きを頂きます。
昨年、一昨年と満足に試合ができないシーズンが続きました。今の香港の状況ですが、ワクチン接種率は全体の60%を越しておりレストランや施設など若干の規制はあるものの、マスク着用以外はほぼ普通に戻っています。すでに一部はシーズンを通しての試合日程も発表されています。さぁいよいよ待ちに待った2021ー2022シーズンの開幕です。
ところで、我らがGaiWu Blossomesですが、不安を抱えたままでのシーズン開幕になりそうです。毎週末に炎天下のもと練習は続けていますが参加メンバーがなかなか揃わないんです。フォワードは未だに満足にスクラムを組めたことがありません。香港人のサポートを受けてなんとか15人が揃うかなぁといった状況です。試合になるとなんとか都合をつけて参加してくれるとは思っていますが、フォワードとバックスの合わせの練習やシェイプといったシステムの確認は不十分な状況です。試合の中で作り上げていくしかないですね。日本人のチーム力が試されるシーズンになりそうです。いいシーズンになることを豚の丸焼きに祈って「さぁ出陣です」