Happy valley #6

香港では政府の感染症対策は依然として継続されてはいますが、少しづつ以前の「平常」を取り戻しつつあります。先週復活したフットボールクラブの練習も今日はピッチをパブリックのグランドに移して行われます。9月13日に日本から戻ってきて2週間の自主隔離生活をしっかり勤め上げて晴れて自由の身(笑、練習が出来ることの喜びを実感しているようでピッチに向かう足取りも軽やかです。朝、ピッチに向かう途中でチームメイトで大の仲良し Ms. Olivia に会って興奮気味に話していました。二人が何を話しているのかは後ろからついていく私には聞き取れません。仮に耳には聞こえてきても既に娘が友人と話す英語は聞き取れません(泣笑、
練習は、U16GとU14Gが合同で行われています。広いピッチの4つのコーナーにコーチが分かれて待っていて、それぞれ違った練習メニューを4つのグループに別れた選手達ちが15分程度でグルグル回ってこなしていきます。これはひとつのグループに多くの選手が集中しないように政府の感染症対策を考慮してのメニューです。選手の楽しそうな顔をみていると以前の平常が戻ってきていると感じます。まだ、ユニオンからの正式なアナウンスはなされていませんが、11月には2020-2021シーズンが始まるそうです。例年よりも1か月程度の遅れですが、いよいよ香港のラグビーシーンが始まります。

We are back finally.

I wonder how many days has been passed away since the normal life has gone due to Covit-19. Today we are finally back to the home ground Hong Kong Football club. Many nostalgic smiles came rushing in to my eyes when we, daughter and myself, arrived at club and my daughter is rising her hand said “Hi”. I believe these reflections of team mate who had fight game together are same in the world. Then my daughter boot up and go to pitch with water bottle together. I felt my happiness deeply with seeing her back.

U14G Peninsula Dragons vs Island Lions

1月1日、New Year Youth Rugby Tournament が開催された。U14、U16、U19 の男子、女子の香港代表メンバーそれぞれが Peninsula Dragons と Island Lions という2つのチームに分かれて試合を行う香港ラグビー協会の恒例イベントだ。8時45分集合、すぐにチームコーチがきてジャージを配り始めた。観覧席でまっていると嬉しそうな顔でジャージを持って帰ってきた。背番号は「2」、Island Lions のフッカーとして出場できる。ニコニコしてる。

ももかがラグビーを始めたのは2015年の秋ごろ、知人の紹介で Hong Kong Football Club の練習に参加させてもらった。その時はシーズンの選手登録が締め切っていて練習のみに参加させてもらっていた。練習でも他の子供達の後ろからついていくだけで、当然ボールに一度もさわれずにその日の練習が終わることもあった。たまにボールの近くにいてもパスしてもらえない、そんな状況だった。翌2016年春に正規登録選手としてチームに加わることが出来た。毎週日曜日、朝6時半に起きて香港の中心部にある Happy Valley Sports Ground での8時からの練習に通った。練習では少しづつボールもパスしてもらえるようになってきて、11月に9歳になった頃には試合にも参加出来るようになった。毎週欠かさず練習に通っていた頃が懐かしくもある。

ドレスルームで試合用のジャージに着替えて私が座っているバックスタンド笑顔で帰ってきた。ショーツには香港ラグビーユニオンのロゴ「ドラゴン」が刺繍されている。全員が赤と紺色ベースのジャージに着替え終わるとそれぞれのチームに別れてアップが始まった。ジョグとダッシュを繰り返したあとにランパス、試合を意識したタッチでのAD、代表のコーチが行う練習メニューには参考になるし感心させられるものも多い。気づくとバックスタンドは多くの観客で満席に近い状態になっている。2020年1月1日 Dragons vs Lions の開幕試合だ。最高の舞台が整った。10時25分、キックオフ、ももかにとって初めての代表としての試合が始まった。

試合の様子(You Tube)はこちら: Ladies Under 14 Peninsula Dragons vs Islands Lions

U14G のラグビーと侮るなかれだ。しっかり当たってラックを作ってフェーズを重ねてバックスに展開する。Lions 試合開始早々にラックから出たパスを受けて WTB の Lauren が快速を飛ばしてトライを決める。Dragons もラックからの持ち出しからゴール下に飛び込んで反撃開始だ。バックスタンドから大きな声援と歓声があがる。New Year Tournament にふさわしい引き締まったいい試合だ。

試合会場に行く前の電車の中で少し緊張した様子だった。眠い眠いを繰り返して「緊張してるん?」と聞くと「わからん」という返事。いつもの自身のチームの試合に望む前とは少し違う感じがしてた。やっぱり今日の試合を意味をそれなりに感じて緊張していたんだな。それでも試合が始まるとしっかりタックルも行ってたし、ボールを持ったら前にいる相手を押しのけて何度もゲインしてチームに貢献していたと思う。不安だったラインアウトのスローインも結果オーライの部分もあるがなんとかこなしていた。

試合は Lions が27 – 17  勝利した。ここ数年はずっと Lions が勝ってきていたらしい。ももかが試合後にもらったカップに刻んであったと言っていた。ラグビーを通して知り合った選手たち。まだ名前は知らないが顔だけは知っているという関係だ。でも、これからずっと同年代として時には対戦相手として、また時には同じチームメイトとして試合をする時もあるだろう。中にはこの春に故郷のカナダに帰国する仲間もいる。いろんな事情で香港を離れる仲間もいる。そんな中、ももかがここ香港でラグビーを通してこんなすばらい経験をさせてもらっていることに感謝したい。ここで知り合ったすばらいい仲間たちとの関係を宝物として大切にしてほしいと思っている。

Training as Island Lions

朝からYouth Rugby Tournament に向けてチームを意識した最初の練習を見に行ってきた。試合当日と同じピッチ、Hong Kong Football Club に8時45分集合、9時から10時30分まで40数人が練習に集中する。天気は快晴、12月のはじめから始まったU14Gの練習はずっと夕方からの夜間照明の中だった。晴天のもと代表のジャージを見るのは初めてだった。ジャージ姿をみて改めて誇らしく思ったっりもする。

一昨日、マネージャーから当日のチーム分のリストが配信された。ももかは Island Lions に割り振られていた。自身が所属するフットボールクラブからはももかを含めて7人が同じ Island Lions に割り振られていた。1月1日の試合はピッチ全体を使っての25分ハーフで行われる。このピッチは各国代表も試合をする正式なピッチだ。日本代表の男子、女子の試合も何度もも応援したピッチだ。そのピッチで元旦に試合をするなんて羨ましいかぎりだ。

余談になるが、試合用のジャージ、パンツ、ソックス、それに試合後に行われるアフターマッチファンクションで着るポロシャツまで支給されるらしい。さすが香港ラグビーユニオン!お金持ちˆˆ

Hong Kong Rugby Union

 

NAG U14G PHASE 1-XV’s

12月2日にトライアルを受けたあと、毎週月曜日と水曜日の18時から19時30分まで欠かさず練習に参加している。今日ですでに6回目の練習だった。全体で約50人程度が選ばれていて、約40数人程度が毎回参加しているようだ。

練習の内容は、はじめに基礎的な体力づくりを意識した「走る」、基礎スキルを磨くパス、タックルなど、そしてゲーム形式のADで構成されている。ももかが所属しているフットボールクラブの練習との大きな違いは、時間に厳しいところだと思う。開始時間や終了時間、練習メニューもアシスタントコーチが横でストップウォッチを見ながら分刻みで管理している。最初のころは少し戸惑った様子に見えた選手たちも自然に時間に厳しい意識をもつようになっているようだ。

練習は毎週2回、月と水、それが6月の第一週までスケジューリングされている。
最初のイベントは、1月1日に予定されている New Year’s Day Youth Tournamentだ。U14からU19までの男子、女子が Peninsula Dragons と Island Lions というチームに別れて試合を行うものだ。このイベントは1967年に始まった伝統と歴史のあるイベントだ。ももかが参加できることを嬉しくも思うし、誇らしくもある。
New Year Youth Tournament

New Year Youth Tournament の後は、4月の第一週目の週末に行われる香港で最大のラグビーイベント Hong Kong Seven’s だ。今年は3日から5日の日程で行われる。この Hong Kong Seven’s の最終日の朝、エキシビジョンとして Peninsula Dragons vs Island Lions の7人制が行われる。香港スタジアムでの試合だ。羨ましいˆˆ
Hong Kong Seven’s

 

Training NAG U14G

毎週、月曜日と水曜日は6時から7時半まで代表チームの練習、木曜日は6時から7時半まで自身が所属しているHKFCのチーム練習、そして日曜日は9時半から11時まで同じくチームの練習だ。週に4回も練習している。嬉しそうに通っている姿を見ると私も嬉しくなってくる。

いつの間にかどっぷりとラグビーにハマってしまっている。練習を観に行っていた嫁からのラインで「最近、タックル出来るようになって狙って行ってるなぁ」と知らせてきた。少し前まで腰がひけて手だけで相手のジャージを掴むことしか出来なかったのに、それが練習して出来るようになると積極的になれるんだと改めて感心してる。

練習内容もチームのそれとは内容がかなり高度な内容に取り組んでいる。基本的なパス練から実践的なモールを組んでアタックの連続攻撃など、分刻みの短い休憩を挟んで次から次にメニューをこなしていく。1時間半の練習が終わると「腹減ったぁ」「疲れたぁ〜」充実感で嬉しそうだ。どこまで行けるか!頑張れっ!

2019/20 National Age Grade U14 Girls Trial

2019/20年 U14Girls の選考トライアルだ。本戦は先週、すでに実施されていたのだが、ももかは学校の修学旅行で参加できていなかった。そこで、今日、選抜された選手に混じって練習をして、その様子をみて判断するということになっていた。一発勝負のセレクション、その意味を少なからず理解していたのか、セレクション会場の King’s park へ向かう電車の中では少し緊張しているように見えた。疲れもあったみたいだ。前日の日曜日には、10’s で4試合をこなしていた。フォワードキャプテンに選ばれて、張り切って望んだ第一試合と第二試合で負けはしたが、自身今シーズン初のトライを決めた。しかも2トライ!上出来だった。

先週時点ですでに合格している選手達は練習前に登録を済ませて代表のジャージキットをもらって嬉しそうに着替えていた。今日がセレクションのももかはそのジャージはもらえない。少し寂しそうにも見えたが、仕方ない。頑張って勝ち取るしか方法はない。

練習は総勢50名ほどの選手達を3つのグループに分けて始まった。ピッチを3つに分けてそれぞれの場所にコーチが待ち受ける。ランパス、タッチゲームなどそれぞれの場所ごとに分刻みでメニューをこなしていく。さすが代表のコーチだけはある、そう思った。指示が明確で鋭い。選手ひとりひとりに目を配って指示を出している。少し驚いた。U14とはいえ、仮にも「香港代表」だ。そんな環境で鍛えてもらえれば、ももかのことを想った。

1時間半の練習が終わった。全体を通して動きは悪くなかったと思う。コーチからの指示にもきちんと反応して対処していたし、タッチゲームでは、「ボールを持ったら前だ」という教えを守ってゲインしていたし、いい感じだった。でも判断するのは私じゃない。やれるだけの事はやった様子だった。もともと、先週時点でセレクションは終わっていたのだから、これ以上の無理は言えない。同じフットボールクラブのチームメイトが着ている代表のジャージを着させてあげたい。ただただそう祈るばかりだ。