雨にも負けず風にも負けず

薬指が大変なことになってきた(><)

連日ぐずついた天気がつづいている香港、11時の練習開智のあと一瞬晴れたと思ったら結局、最後まで雨天練習となりました。駐在員が中心のメンバー構成なので人数確保が毎年の悩みの種ですが今日もなんとか15~16人が集まってシーズンに向けての練習ができました。準備運動のあと走るコースを意識してのパス練習、続けて1対2、2対3、3対4のアタック、ディフェンスを続く、今シーズンはディフェンスのシステム強化を進めている。瞬間瞬間で詰めやドリフトとラインを通してコミュニケーションを取りながら攻守のシステムを強化している。近代ラグビーなのかな?ついていくのが大変だ。チームへ貢献どころか迷惑をかけないようにするのが貢献かな 🙂 今シーズンはディフェンスの練習にも例年になくキッチリと取り組んでいる。タックルからのジャッカル、ミニラックゲーム、ゲーム形式でのガチ当たりと続く、この練習がきっとシーズン終了時の結果に結びつくはずだ。それにしても一日経ってパス練でやった「突き指」が大変なことになってきた(><)

娘との会話

30度超えの猛暑下の練習で

夕食時の娘との会話
「今日の練習どうやったん?」
「暑かったわぁ~」
「何やったん?」
「最初にパス練、2対3、3対4のAD,やってそれからラックのミニゲームやったよ」
「そお」
「ラックのミニゲームでな」
「うん」
「パパがゴール前にボール持ち込んでん」
「ふぅ~ん」
「ほんでな、いっぱい人が重なってな」
「パパ、持ってたボールを無理くりやってラインにつけてんな」
「トラァ~イィって言うてん」
「えっ」
「そしたらな、レフリーやっている奴に今のはラックできてしまっているから手使っちゃダメですよって言われてん」
「ペナルティやって」
「・・・アホやん」

30度を超える猛暑の中、12人の仲間が集まった。準備体操のあとカットインしてパスをもらう基本練習。そのあとは2対3、3対4のAD、詰めとドリフトのディフェンスがいまひとつしっくりこない。前にでるタイミング、ドリフトするタイミング、ディフェンスラインをキープしながらのノミネート、周りの動きについていけない。アタック側にたつとラインの深さ、ボールをもらうときの近さ、遠さと感覚で身に着ける間が見えてこない。それでもラックのミニゲームではガツンとあたることも出来たし何より「楽しい」と思えた練習だった。最後にタッチゲームをやって終了、それにしても走力がなさすぎるなぁ~もう少し走れる体力が必要だ。最後に鬼軍曹の30秒ランニングをやって終了、今日も一日ありがとうさん 🙂

 

 

腹の底から笑えた夜 :)

気心知れた仲間たち

「飲みに行きましょうよ」先週の練習の帰りにチームメイトから誘われた。「おぉ~せやね。久しぶりだし行こか?」その時から何となく気持ちが高まったいたのかな?月曜日に都合をきいたら今週は割と時間あるとの返事、善は急げということで水曜日にお店を予約した。運動会の前みたいに自然とニマっとしてくる。火曜日の夜、ふと思い出した。「あッ、あいつも呼ばなッ」深夜遅くにお誘いをラインした。すると翌朝、ラインで「行きます」との返信が届いていた。よかったこれでピースはそろった。

今日のお題「これはオフサイド?」先週のミニゲームでのラックのプレイについてオフサイドかそうじゃないのか?スマホの写真、ビデオを見返して意見を言い合う。ボールはラックに参加しているプレイヤーの足の中にある。でもそのプレイヤーは地面に寝ている状態ですでに「死体」でラックは成立していない。ボールを取りに来る角度がゲートオフサイドか?喧々諤々、お酒も手伝って意見する声も大きくなる。楽しい。結果、判定はレフリー次第かな?ラックのプレイヤーが全員寝てるしグランドにボールが落ちている状態とみるべきだとと結論づけた。お題、その2、中国では販売促進用のノベルティとして鶏、ヒツジ、ラクダをくれるという話!聞いた全員が「えぇ~ッ」と声を上げて笑った。中国内を電車で20時間移動したあとにバスに揺られて18時間、さらにラクダに乗って6時間、世界の果てまで行ってQのイモト以上だな。楽しい時間はあっという間に過ぎていく。お題、その3、保険詐欺、いくら会社負担とはいえそこまで使うかぁ~って話、そりゃ保険会社も疑ってくるやろな、2年連続の出血大放出だもんな。支払われた保険の額や病名等の詳細はプライバシー保護の観点から割愛します。めっちゃ笑えたけどね。それにしてもみんなよく飲むし、よく食べる、気持ちのいい仲間たちを見ているだけで幸せだった。また行こうっと!

お帰り たっちゃん

ラグビーに怪我はつきものだけど

右足にでかいバンデージをまいて少し引きずりながら歩く姿が痛々しい。それでもすっかりムクミがとれてシュッとしたその顔には、久しぶりに仲間と会えた喜びが溢れているように見えた。4週間ぶりかな?「走れそうやな?」と声をかけると首を振りながら笑って答えてくれた。ラグビーには怪我はつきものだ。過去にGaiWuでも何人もの大けがをみてきた。不幸にも後遺症が残ってしまったケースもある。なかには単に「運が悪かった」とかいう言葉では決して納得できない後悔がのこる場合もあるだろう。タツのように今日こうして復活できるということは本人がもっている力なのだろう。途方もない高額手術費をネタにして仲間から笑いをとったあと痛む右足を引きずりながら練習のサポートを続けていた。完全復活までには1年はかかるだろう。今シーズンのプレイは無理だろうな。スタンドは俺かな(笑笑笑
それにしても暑い、熱いと表現したほうがいいくらいの熱波だ。1対2、2対3のAD練習、一回一回終わるたびに両膝に手をついてうなだれてしまった。今日は異常にきつい。途中、心が折れてしまってごめんと心で言いながら木陰で寝てしまった。暫くすると呼吸が戻った。よかった。さすがにヤバイと思ったからな。ラックのミニゲームから練習再開だ。その後、タッチゲームで練習終了。最後に近藤オプションの追加個人練習、グランドの横幅を往復ダッシュ、3往復でダウン(><) 気持ちのいい練習だった。

Gai Wu Blossoms Training vol.7

暑い、暑い、暑い、香港の夏だ。2023ー2024シーズンに向けての練習も今日で7回目だ。先週までの薄曇りで日差しのないどんよりした天気とは違ってお天道様が日差しをカンカンに降り注ぐ中20数人で練習開始だ。全員で円になって準備運動のあとハンズアップ都内側に切り込みながらパスを受ける基本練習から始めて、2対1、3対4とパス連を兼ねたディフェンスの練習も兼ねる。基本のパス練習のあとは「アタリ」だ。1対1’で膝をついてのタックルから始めて徐々に実践的なタックルへと上げていく。膝を深く曲げることができない姿勢で当たるとどうしても高めのタックルになってしまって相手を倒せない。今シーズンの課題として低いタックルに取り組もうと思っている。それにしても暑い、スパイクの底から足の裏まで熱が直に伝わってきて早くスパイクを脱ぎたい欲求を抑えるのに疲れる。最後にいつものタッチゲームだ。正確にはタッチじゃなくて「ホールド」でプレイする。積極的にボールを触ろう。そう意識して望んでいる。1時間半の練習時間に嫌気がささないように練習メニューを考えてくれている仲間に感謝だな。ありがとう。さぁ来週も頑張りましょう😃

2週間ぶりの練習で

5年ぶりの再会

先週の日曜日、2週間ぶりに練習に参加してきました。疲れた。日差しなく強くなくうっすらと曇り。気温もさほど高くなく絶好の練習日よりと言っていい感じの機構でした。ウォームアップのあとは走りこんでボールをきちんと受けるという基礎練から始まって、2人、3人とパスをつなぐ内容へアップしていく。その後もアタック、オフロード、ジャッカルと前年とは大きく違う基本スキルの練習をこなしていく。新キャプテンがチームの弱みを分析してくれて、それを克服するメニューを考えて実践してくれている。昨シーズンの最下位という順位を踏まえての今シーズンの取り組みだ。今は練習についていくのがやっとといった状況、秋口からのシーズンインにむけて使い物になるか心配です。
ところで、今日の練習にはGaiWu OBの林千春も参加してくれた。彼は2001年から2005年までGaiWuにバックスとしてプレイしていた。残念ながら私は同じピッチにたって試合をした経験はない。GWに家族と一緒に久しぶりに香港行くと連絡があったのが4月の中旬だった。タイミングが合えばみんなで会おうと約束していたのだけれど、それから一切音沙汰無しで私もすっかりそのことを忘れてしまっていた。5月2日の朝、「明日夜みんなでどう?」と連絡あって改めて香港に来ていることを思い起こしたのでした。前にも香港セブンスに来港した際には家族ぐるみでのみに行ったりしてて、5年ぶりの再会になった。イタリアンのお店で共通の友人夫妻とワイン5本を空けて楽しいひと時を過ごした。その帰り道、明日、練習だよって言うと、にっこり笑顔になって「明日深夜便で帰るけど練習行くわ」となった次第です。ほんの数回パスをしただけでうれしくなった。練習後半のタッチゲームでは同じチームに振り分けられた。そしてパスも受けた。いやノッコンしたんだった。お互いにごめん、少し早すぎた。ごめん、ごめん、パスが悪かった。そんな会話が出来た。こんな機会はあと何度あるだろうか?タッチの最中にそんなことを考えていた。この日、林千春とタッチをしたことは一生忘れない。

始動

2023-2024シーズンに向けて

2023年4月15日 GaiWu Blossoms 新しいシーズンに向けて練習開始だ。昨シーズンは不本意な結果となってしまった。原因や要因はいろいろあるが(それをここで論じても意味がない)と僕は思っている。基本、ラグビーが好きな有志が集まって成している香港のクラブチームだ。それ以上の制限や制約などはないし嫌、だからこそこうして15人ものメンバーが土曜日の昼間に集まっているんだ。新キャプテンから今シーズンに向けての意気込みと方針が示された。準備運動のあと早速、グリッド、走りこんでのレシーブ、首の強化とアタリなど基本練習のあとタッチフットで初日の練習を終えた。
毎年、シーズン最初の練習を迎えるたびに思う。もう潮時かなと・・・いやいやまだまだ、そろそろいいんちゃう、自問自答して明確なやめる理由が見つからずにシーズンインする。せめてチームに少しでも貢献できたと実感できる瞬間を増やせるようにと取り組むだけかな!やるからにはもう少し早く走れるようになりたいなと思う。もう少し長く走れるようになりたいなと思う。もう少し低く当たれるようになりたいなと思う。もう少し、もう少し・・・今シーズンも頑張ろうと思う。

2022-2023シーズン終了

悔しさと清々しさの中で

43 対 46、最後のワンプレイで逆転されてしまった。厳しい試合だった。でもよく頑張った。試合後の円陣でキャプテンが言った。いい試合だったと振り返るんじゃなくて勝つチームを目指そうと!厳しい試合だった。vs Valley。前回でも完敗した相手だ。開始早々に立て続けに2本のトライを許した気が付くと前半だけで24点差をつけられていた。前節を終わって我GaiWu Brossomsは首位から1ポイント差の3位だった。他力も必要ではあったがボーナスポイントをもらえる4トライをとって勝利するともしかしたら1位になる可能性も秘めていた。みんな気合を入れて臨んだ試合ではあったのだが・・・後半が始まった。攻撃のテンポもいい。前半とは違うチームのような動きで立て続けに2トライを返したところで途中参戦、ピッチに立った。いきなり試合再開のキックオフのボールが目の前に飛んできた。小高く放物線を描いたボールが落ちてくる。視野の先に黒い影が飛び込んでくる。何とかボールをキャッチと同時にガツンと来た。サポートにきてくれた仲間に倒れながらボールをパスしてゴロンと倒れた。よかったボールはつながった。それからGaiWuの怒涛の攻撃でなんと43-39と逆転に成功!歓喜が上がる!油断したわけではなかった。後半は無得点に抑えていた相手Valleyが後半の後半に息を吹き返した。じりじりと自陣に押し込まれる。ペナルティもあった。ベンチから広がれ、ボールを見ろ、止めろ声が飛ぶ。最後のプレイと知って相手の勢いも増してくる。ポール左下にモールから押し込まれてトライを許してしまった。コンバージョンも成功してレフリーのホイッスルと同時に2022-2023シーズンが終わった。
悔しさもあった。と同時に清々しさもあった。コロナに翻弄されながらも春先から夏場にかけての練習を耐えて臨んだシーズンだった。真剣勝負のスクラムの楽しさも少し分かった。苦しくても走っていると何かいいこともあると最後の試合で教えてくれた。3月はオフだ。さぁ来年に向けて・・・陰気一転、行けるかな 🙂

雑草のにほい

思いを乗せて

子供の時に嗅いだことのある雑草をちぎった時の匂いだ
跪いて前傾した右側の肩甲骨あたりに大きな圧を感じる
息が苦しい 身動きができない
重いはずだ 汗臭い大柄の人間たちが何人も重なってのし掛かっている
それでも必死に股の間に手を伸ばしてボールをキープする
ゴール前のラック
グランドに頬をつけた姿勢から見える雑草の小さな葉の緑が鮮やかだ
そうこの日の試合はここ天然芝のグランドだ
わずかな隙間からスクラムハーフがボールに手をかけているのが見えた
瞬きすると手とボールは消えていた
背中から少しづつ圧が抜けていく
と同時に固めていた体から力が抜けて「ふぅっ」と息を吐けた
痺れた手で地面を押しながら体を起こす
ボールは遥かサイドライン側まで運ばれていた
良かったつながった
行けぇ〜ッ
心の中で叫んだ

嗚呼、スクラムの楽しさよ!

ドン底に突き落とされたvs Origin City RC Quakes 3-38

昨日はシーズンリーグ1位を目指して望んだ試合だった。Gai Wu Hong Kongからもサポートもあって20人の戦士で望んだ試合だった。結果、ひとつのトライも奪えずにPGのみの3点のみ、相手には走り切られて38点もの大量特典での大敗を喫した。リーグ最終戦を前にして2勝3敗だ。まだ他のチームの試合結果が出ていない今日時点では何とも言えないが状況はかなり厳しい。それでも最後の試合には全力で臨みたい。

そんな厳しい試合の中でもいいこともあった。香港ラグビーでは恒例なのだが試合終了と同時に勝者が敗者の健闘を讃えてチーム全員でトンネルを作る。そしてそのトンネルの中を敗者が通り抜ける際に「Three Cheers for」の掛け声をかけてくれる。トンネルの中を進んでいくとスクラムで対面にいた1番と目があった。身長は俺よりも遥かに高く180数センチはあると思う。その彼が「ナイススクラム」と声をかけてくれたのだ。「嬉しかった」スクラムではプロップというポジションは目の前に相手を見据える。何度かスクラムを組むうちに不思議な共感ともいうべきなのか確実な意思疎通を感じることがある。当然試合中はそんな感情を相手に見せるようなことはしない。この日の試合でもレフリーの「クラウチ」の合図に合わせて膝を曲げて体勢をとる。実は最近スクラムを組むことが楽しいと思えるようになってきたのだ。「セット」で肩を当てた瞬間に相手の技量がわかる。俺は極力低く低く組むように背中を張っている。地面が目の前に迫ってくると少なからず頭から落ちそうな恐さもある。そこで我慢してロックの押しを真っ直ぐにおけ止めるように身体中に力を込めて姿勢を固めるのだ。この日の最後のスクラム、セットの後に肩を当てた瞬間に勝てそうな気がした。ボールイン、低く低くと言い聞かせて近づく地面との恐怖に耐えながら全身に力を込める。相手の右肩が割れたのが分かった。そのHOとの間を割って前にです。押し勝った。今年一番のスクラムだったと思っている。

試合の流れを変えてしまったハイタックル

後半開始早々、ラックから展開されたボールがバックスのパスでライン側に流れるようにつながっていく。前のラックに入っていなかった俺はボールを追って必死に走った。味方のウィングのディフェンスを切り返そうと相手がカットインして俺の目の前に走り込んできた。その瞬間、俺の右手が相手の左肩口にかかってしまった。「あっ」と思った瞬間、相手と共に地面に倒れこんだ。倒れた俺の上に仲間がオーバーにサポートしてくれたのが分かった。下敷きになりながら「良かったレフリーの笛は聞こえてこない」下敷きになっている右腕が痺れてきた。ゆっくりと体を起こして顔を上げると仁王立ちしているレフリーと目が合った。「High Tackle」かなり厳しい顔で俺を睨んでいた。「相手のアドバンテージを見ていたんだ。だから笛が鳴らなかったんだ」「あちゃー(><)」ペナルティキックで大きくゲインを許してそのごトライを決められてしまった。せっかく3ー12で追い上げムードで臨んだ試合後半だったのに、俺のハイタックルで大きく試合の流れを変えてしまった。ごめんなさい。