First training Island team

細かくて冷たい雨が降り続く中、ISLAND TEAM としての初めての練習が始まった。円陣を組んで座った小さな選手達にヘッドコーチ Mr.Ryan からチームの基本的な決め事や戦略が説明されているらしい。遠くで見ている俺には詳細は聞こえてこない。みんな顔をRyan に向けて聞き入っている。ももかも理解しているかどうかは分からないが顔はコーチを向いている。理解しているのか少し不安だ。後から聞いたら「サンダー」「スウィング」というチーム内のサインを説明していたらしい。フォワード中心で縦に攻める攻撃が「サンダー」で、バックスに展開してランで攻撃すると時は「スウィング」と声を掛け合うらしい。このい2つのパターンを使って戦うらしい。

コーチの説明が終わると、ビブスが配られてタッチゲームから練習開始だ。今回は香港島側にホームを置く Hong Kong Football Club、Valley Fort、 HKU Sandybay、それから Monkeys とう4つのチームから総勢18人が選ばれている。ももかの所属する Football Club からは、最大の8人が選ばれた。実はこの Island vs Peninsula の試合は節目節目で男子や女子が行ってきている伝統のある試合だ。今年の1月1日にも行われていて、その時はももかは家族旅行で参加できなかったのでエントリーを辞退していた。ももかと同じように新しく選出された選手の中には、仲良しの Olivia と Natasha もいる。残念んがら実力のある Lera は落選した。選ばれなかった選手がいること、そして選ばれなかった選手のためにも選ばれた選手はしっかりとプレイしなければいけないんだとももかには言って聞かせた。神妙な顔をして聞いていたけど、理解してくれただろうか?こんな経験がなかなかできるもんじゃないと思う。心にしっかりと刻んでほしいと思う。

タッチゲームの後、パッドを使ってのタックル練習が始まった。スクラムハーフがボールKeep している。Rady rady rady と声をかける。ボールを持ち上げると同時に「Go」の掛け声とともにパッドめがけてタックル!それなりの格好でみんなサマになっていてほほえましい。すぐに起き上がってボールから目を切らずに次のパッドを見据えて Rady rady rady と声が続く、タックル練習のあと、バックスとフォワードに分かれた。フォワードはスクラムマシーンを使っての基本練習だ。ももかにとっては初めてのスクラムマシーンだ。帰りの電車の中で「押したら動いてんでぇ~」 と、嬉しそうに話していた。基本姿勢とバインディングを教えてもらったようだ。ももかは1番と3番らしい。選抜された中には同じU12とは思えないくらいの大きな子もいる。そんな中にいると小さく見える。

最後はバックスとフォワード混ざってのホールドでの試合形式の練習だ。サンダーとスウィングと声を掛け合いながら縦と横の攻撃を繰り返し練習していた。何を言っているのか理解できていなかったらしく、途中、動きが止まってしまっていた。Football club では練習したことがない練習方法でとまどっていたようだった。夕方6時に始まった最初の練習は19時40分過ぎまで続いた。終わったころには回りは真っ暗だった。疲れたぁと言いながらスパイクからビーチサンダルへ履き替えた。楽しかったと聞くと笑って「楽しかった」と言った。よかった。フォワードコーチの Gary さんから 「ももかの選出は全員一致ですぐに決まったんだよ。ももかはチームにとって必要な選手さ」 と言われた。とても嬉しかった。ちゃんと見ていてくれたんだと感謝した。次の練習は金曜日だ。また、会社をさぼらなきゃいけないな!

 

Island vs Peninsula selection

ももかが初めてセレクションへ呼ばれた。
5月12日に South China Tigers vs Western Force のシリーズマッチが行われる。この試合の前に、U12G アイランドチームとペニンシュラチームのエキシビションマッチが行われる。アイランドチームには香港のクラブチームの香港フットボールクラブ、バレーフォート、サンディーベイそれからモンキーズの各チームから推薦された選手の中からトライアルで選出される。ももかは初めてこのトライアルに推薦された。

夕方トライアルが行われるピッチには少し早めについた。待っているとすぐにフットボールクラブから推薦されたチームメイトが集まってきた。フットボールクラブからはももかを含めて8、9人が推薦されていた。ピッチに来るまで誰が推薦されているのかわからなかった。

ももかにはピッチへ向かう電車の中で、改めて今日のトライアルの意味を説明した。珍しく俺の話を静かに聞いていた。そして、ボールを持ったら前だよ。前に進んでラック、そしてボールを出す。それでいい、自信もってやるんだよとアドバイスした。「うん、わかった」少し緊張しているように見えた。

集合時間に合わせて各チームから推薦された選手達が集まってくる。そばで見ていると大きく見えるももかも推薦された選手の中に入ると決して大きくは見えない。

ランパスから練習が始まった。今シーズン戦ったチーム同士だ。当然知ってる顔がある。すぐにみんな打ち解けて練習プログラムが進む。タッチをやってコンタクトのある試合形式の練習へと移っていく。前より積極的にボールを持てるようになってきた。アドバイスしたとおりにボールを持って「前」に進んでいる。動きもいい。コーチからも「MOMO」と声がとぶ。1時間半のトライアル練習はあっと言うまに終わった。
二人でグランド後にして歩いていると、ももかが「選ばれるといいな」と小さな声で言った。「うん、選ばれるといいね」と答えた。もし俺がコーチだったら文句なく選ばれるだけの動きは見せていたと思う。今回のスコッドは18名とのこと。選ばれることを切に願っている。

 

04/MAY/2019
Island coach の Peter からメッセージが届いた。
ももかがチームに選ばれた。嬉しかった。少し高揚して血圧があがった。正直言って選ばれるだろうという自信はあった。でも正式な連絡がくるまでは何とも言えないなという不安もあった。
メッセージには、先週のセレクションの時の練習での様子やKLC (KIM LAM CUP)でもいい動きをしていたと書かれている。ちゃんと見てくれていたんだ。そのことがとても嬉しかった。俺の目からみても、ももかも動きは良くなっているし、チームのみんなからの信頼も大きくなっていると感じていた。それだけに今回のセレクションには何としても選ばれて欲しかった。よかった。すぐに家でまっているももかにラインでピーターコーチからのメッセージを転送した。「ももちゃん受かったの?」すぐに返事がきた。YESと返事すると「やったぁー」と返ってきた。来週、月曜日と金曜日は Island team としての合同練習だ。ちょっぴり気になるのは HKRU がチーム人数を15人にしてくれと要求していることだ。そりゃないだろうと思うけど。。。12日のルークの試合の前のエキシビションマッチ、楽しみだ。よかった!

 

 

2018-2019 シーズン終了

ももかの2018-2019シーズンが終わった。
お疲れさん、よく頑張ったほめてあげたいと思う。シーズン通して3トライくらいかな?
フォワードとしてボールを持ったら前に進めと教えてきた。そのとおりに相手につかまれながらもゲインしてラックにしてボールを出す。地味なプレイだけど、ももが作ったポイントからトライに結びついた場面が何度もあった。そしてステップも覚えた。何度も相手と相手の隙間を縫ってゲインすることも覚えた。チームに大きく貢献したシーズンだった。成長したと思う。
褒めてあげたいと思う。

嬉しかったのは、ラグビー経験者であるチームメイトのお父さんが、MOMOは今年大きく成長したねって言ってくれたことだ。やっぱりラグビー経験者からみればちゃんと分かってくれるんだ。よかった。報われたと思った。さぁ来シーズンはもっと本格的なレベルのU14Gにグレードアップだ。福岡への遠征試合も組まれている。楽しみだ。頑張れMOMO!

U10時代にお世話になったピーターコーチと再会!

U12のヘッドコーチ アレン・スクールメーカー

パパと!

World Challenge Cup 2018

香港のキッズ向けのラグビーイベントは盛りだくさんだ。その中でもシーズン最初のイベントが、「World Challenge Cup 2018」だ。香港ラグビーユニオンに加盟するラグビーチームに所属するU12の男女が混合でいろんな国のチームに分かれてリーグ戦とトーナメント戦を戦う。どの国のチームに割り振られるかは当日の発表まで分からない。周りの子供たちに聞いてみるとはっぱり一番人気はニュージーランド、ついでオーストラリア、意外にもフィジーの人気も高い。理由は香港セブンスでの優勝の常連チームだからだろう。納得だ。日本人の子供たちは当然ながらチームジャパンを希望している様子だった。娘はジャパンに選ばれてご満悦!

        新しいラグビーフレンド!
いつもは一緒にプレイしているチームメイトともそれぞれ別のチームで戦うことに!
幸い、直接対決は無しでちょっと安心

後から聞いたら純粋な日本人は娘だけだったらしくコーチから旗手をやりなさいと言われたそうで、開会式では日の丸をもっての行進でした。
試合ルールは10人制で、スクラムではコンテスト無し、7分間の一本勝負。
娘は体格からかいつもHOだ。今回も両脇に男の子を抱えてレフリーの指示するポイントに真っ先に行ってスクラムの準備をしていた。両手を挙げて組む準備をしている姿がだいぶサマになってきた。頼もしくもあり、女の子ということを考えると少し考えてしまう。

予選のリーグ戦は5試合、2勝3負で決勝トーナメントには進めず、残念!
これから本格的に香港のキッズラグビーのシーズンが始まる。楽しみだぁ~