試合の流れを変えるタックル

勝った!勝った!また勝った!3連勝で今シーズン4勝目!
相手はここまで4戦4勝でリーグ内で2位につけている Police RFC だ。
試合結果は 19-5  の快勝だった。ここまで GaiWu Blossoms は、5戦して3勝2敗 (ちなみに、2敗のうちの1敗はメンバーが集まらずに不戦敗) で12チーム中の6位につけていた。今回の勝利で上位に食い込めるはずだ。
 

どんなスポーツにもその試合を左右する「流れ」がある。当然ラグビーにも
その「流れ」は存在しているわけで、その「流れ」を自分たちに呼び込むことが出来るとより勝利に近づけるということだ。(と思う)

自分なりにチームについて思っていることがある。チームには普通に強いチームと真に強いチームがある。前述したとおり俺が勝手に思っている持論なので悪しからず(ˆˆ)
普通に強いチームとは特に際立った特徴もなくただなんと無く試合に勝ってしまうようなチームのことだ。例えば、スキルに秀でた主力選手がいてなんと無くまとまっていて勢いもあって試合をすると、まぁ勝ってしまうようなチームだ。
これに対して俺の持論でいう真に強いチームとは「劣勢から優勢に自分たちの力で状況を変えて勝ち切ることのできるチーム」だ。真に強いチームが劣勢に立つこと自体があるのか理論的におかしいと思われるかもしれないが試合とはやってみないとわからない事が実際にある。試合が始まって真に強いチームも何かのきっかけで劣勢に追い込まれることは発生する。そんな状況にあっても真に強いチームというのは、小さな事の積み重ねを続けて劣勢から優勢へ試合の流れを変えることが出来る。野球でいうと内野スタンドに入りそうなすれすれのファールグランドに飛んだボールを必死に追いかけてフェンスギリギリでキャッチしてスリーアウトにしたり、盗塁を刺してアウトを稼いだり、あまり目立たないプレーが後から振り返ると大きく試合の流れを変えてしまっていたりする。魚屋さんじゃないから言っても仕方ないが、あの時あのボールを落としてい”タラ”、あの盗塁をアウトに出来でいなかっ”タラ”と思えるプレーが、実は試合の流れを少しづつ劣勢から優勢に変えて行くんだ。
そんな地道な流れの変えかたに対して一発で変えてしまうプレーもある。
ラグビーでいうと一発のタックルだったり、相手ボールのラックでもぎ取る「ジャッカル」だったりする。そんな試合の流れを一発で変えたプレーがこの3連勝目で起こった。試合開始すぐにキックで攻め込まれた。直後の5mスクラムからブラインドサイドをNo.8 に攻められてトライを許した。その後、何とかトライを返して逆転には成功したものの、相手はここまで2位につけている強豪だ。逆転には成功したものの試合の流れは圧倒的に相手チームに持って行かれていた。自陣でのディフェンスの時間が長く続いた。それでも何とか全員ディフェンスで必死に耐えていた。自陣ゴール直前まで相手に攻め込まれて、必死のディフェンス虚しく痛恨のノットリリースを取られた。相手はポイントにフォラードを集めてモールで一気にトライを取りにくる陣形をとった。レフェリーの笛と同時にパスを受けた大柄の選手が頭を下げて突進してきた。そこへカウンターで「ガシッ」と大きな音(が聞こえたような気がした)でタックルが入った。相手が持っていたボールが前に転がり落ちてマイボールスクラム。一気に試合の流れが変わった瞬間だった。
俺が思うにこの試合の勝因は間違いなくこのタックルだ。
劣勢から優勢に試合の流れを変えられる
「真に強いチーム」GaiWu Blossoms は確実にそうなろうとしている。
本当にそう思う!

GaiWu 第6戦目はこちら: https://www.youtube.com/watch?v=6MniQAzjA_U

2連勝!シーズン3勝目

また勝った!先週に続いての2連勝でシーズン3勝目!相手は Plastic Free Seas City RFC 3!
試合前にみた相手チームは若そうだし走ってくるだろなぁと印象だった。正直なところこの手の若者チームにはうちのチームは弱い。まだ、西洋人の大男たちがとにかく突進してくるタイプには手の施しようがある。おうおうにして西洋人の大男チームは後半ダレダレになる場合が多い。みんたでタックルに行けば別に怖くは無い。痛いだけだ。でも若手の多い、元気な走り屋のチームとなるといつも苦戦する。後半になっても体力の限りに走り回ってくる。ラグビーを始めたばかりでパスも不安定なチームでもバックスに展開されて外で負けてします。ところがギッチョンチョン!

勝った。何がよかったのか?やっぱりタックルだ。やっぱり前に出てタックルでゲインできていた。先週のいい流れが続いていた。開始早々に右隅にトライ!しばらく一進一退の攻防が続いた後、22m内側でのモールからディフェンスのギャップを突かれてトライを返された。実はこの時、モールから出てきた相手に俺がタックルミスをしてすり抜けられてのトライだった。みんなゴメン!少しだけ嫌な空気が流れた。が、直後にまた追加点のトライ、終わってみると 47 – 14 での3勝目。7トライに6ゴールだった。強くなった。そう思う。

先週の試合、相手チームが「GaiWu Blossoms」はいいチームだ。ディフェンスが強くて破れなかったと言っていたと聞いた。嬉しいねぇ!
追伸)今回は写真は無し(><)

その3勝目はこちら https://www.youtube.com/watch?v=1vxV-s9Weko

2nd won GaiWu Blossoms

勝った!
24-0 完封勝利!快心のシーズン2勝目だ。過去数年間を通して最高の試合だったと思う。勝因はディフェンス、ラックになってもすぐに全員で横一線に広がって常に前にでてタックルにいく、ディフェンスでゲインできていた。自陣のゴール目前まで攻め込まれても、諦めずに地味にタックルに行って相手のミスを誘って切り抜けた場面がなんどかあった。前半に3トライ、後半は一進一退の攻防のすえフォワードが地味に前進しながらボールをキープしつつ、左22メーターに入ったところで右オープンに展開、残っていたフォワードもライン参加でボールをつないで右隅にウィングが走りこんで勝利を確定させるトライ、相手の SANDY BAY の心を折ったトライだった。勝利を確信したあともチームの士気は折れなかった。チームの誰かが叫んだ。「完封するぞッ」 全員が疲れているなかで「オーッ」と応えた。最後まで一体感が途絶えなかった。

快心の2勝目はこちら https://www.youtube.com/watch?v=Q5UaZSk-_Uo

2018-2019 シーズン開幕

2018-2019年シーズンが始まった。香港はこれから本格的なラグビーのリーグ戦が始まる。私が所属する香港日本人ラグビーチーム「GaiWu Bloosoms」も今日、シーズン開幕戦を迎えた。今シーズンは、7つのカテゴリーの中で Community League 1  に所属する全12チームで2月末までのシーズンを戦うことになる。10月6日、初戦の相手は、SCAA First Pacific CWB Marines だ。結果は、26-12 で快勝だった。今週末はKerry Hotel Kowloon Beavers 相手に第2戦だ。ニューヨークから香港へスライド駐在のおっちゃんとシーズン最後まで頑張りますよ!
応援宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

この日、娘の所属する U12G Hong Kong Football Club もこの日、Exhibition Match として、DB Pirates  と試合が行われた。場所は9月初めに Asia Rugby Seven’s Series で日本の男女が揃って優勝したグランドと同じところだ。そんなグラウンドで子供の頃から試合ができるこの香港のラグビー環境に改めて感謝するとともに娘は幸せものだなぁと思ったりもした。

娘はこの日、No.8 でスターターとして出場させてもらった。試合はトライ数で、3-1 で敗れるも、楽しかったと笑っていた。こうして、外国人のチームメーイトと一緒にプレイしている姿をみると本当に嬉しく思う。ありがとう「ラグビー」いつかラグビーに恩返ししなきゃなと最近よく思う。

 

 

 

 

Gai Wu Blossoms 初戦:https://www.youtube.com/watch?v=SZYzMpUVBTw
試合情報はこちら: https://www.hkrugby.com/domestic/national-league-2

帰任者

駐在員はいつかは日本へ帰る。楕円のボールを夢中で追いかけているうちは気づかないが、3月と9月には帰任という寂しい現実が訪れる。昨日も2年半一緒にプレーした仲間が一人チームを離れることになって、送別会をして送り出した。2011年にこのGaiWu Blossom (旧GaiWu-J)に入れてもらってからもう何人のチームメイトを送り出しただろう。中には2度目、3度目の駐在で復帰してくれるものもいる。また、他のアジアの国々へ再赴任して現地でラグビーを続けているいる仲間もいる。吉野くん、大阪でも頑張ってなぁ〜またどこかのピッチで会えるといいね!

GaiWu Blossoms

香港のラグビーリーグについて少し紹介しようと思う。香港のラグビーリーグはHong Kong Rugby Union によって8つのカテゴリーで、9月末から翌年の2月末頃までの間でリーグ戦と決勝トーナメントが行われる。
最上位は Men’s Premiership で、順に Men’s Premiership A、
Championship、Championship A、National League 1〜4と続く、
他にもWomen’s Premiership、Woman NL 1〜2 があって、学校単位の
チームやジュニアクラスもあって年間を通してしっかり管理・運営されている様子には関心させられる。シーズンが始まるとほぼ毎週土曜日に複数のグランドで各カテゴリー別に試合が組まれることになる。

私が所属している香港在住の日本人ラグビークラブ GaiWu Blossoms (旧GaiWu Japan)は香港人のラグビークラブ GaiWu の中の日本人を中心にしたチームだ。ちなみに GaiWu とは香港麻雀のなかで一番弱い「役」の名前らしい。毎週火曜日と木曜日の夜に練習をして9月末からのシーズン開幕に備える。GaiWuのホームグランドは、という香港島の中心部 Causeway Bay の香港競馬場、その馬場の中にあるHappy Valley Sport groundだ。全天候型の人工芝のグランドと天然芝のグランド合わせて計11面ものスポーツグランドがある。GaiWu Blossoms がホストとして組まれて試合はこの Happy Valley Sport ground で行われることになる。

シーズン前のこの時期から毎週火曜日と木曜日の夜8時〜9時半までと、週末の土曜日もしくは日曜日の1時間半に練習をしてシーズンインに備える。