最高の親孝行

グランドファイナルは香港スタジアムで!

勝った!vs DB Pirates、Flying Kukris、Valley Fort(3チームのバーバリアンズ)27-10の快勝だった。3月19日に HKU Sandy bay Stanley Ho Sports groundで行われた U16G Youth 7’s Tournament のセミファイナル!選手たちはこの試合に勝ったらグランドファイナルは香港スタジアムで行われると聞かされていた。試合当日、集合時間は15時15分、自宅からグランドまでは40分程度だ。家で昼食をとっている時から変だった。今までにみたことないくらいに緊張していた。口数も少ない。香港セブンスのショーケースとしてスタジアムで試合が出来る。しかもフルピッチを使ってのグランドファイナルだ。何としても勝ってスタジアムで試合がしたい。そのプレッシャーが電車の中でもひしひしと伝わってくる。「緊張してるん」と聞いても「うん」と小さく頷く程度だ。少しひきつって笑って見せたりしていたがその笑顔自体がひきつっていた。「グランドについてみんなに会えば大丈夫だよ」と声をかけることしか出来なかった。集合時間の少し前に着いた。すでにチームメイトの数人は試合前のレジストレーションに並んでいた。「Hi」と声をかけながら輪に入っていった。少し笑顔が普通に戻ったようで安堵した。

(試合後に仲良しのオリビアと一緒に)

相手チームのKOで試合が始まった。蹴りこまれたボールの処理にもたついている間にラックからボールを奪われて相手に独走を許した。HKFCのエルシーが必死に追いかけてトライライン寸前で後ろからタックルして止めた。その後も厳しいフェーズが続く、結局モールから相手に先制のトライを許してしまった。このトライで少しHKFCの動きがよくなったように見えた。それにしてもみんなパスが上手くなったなぁと感心させられた。少し前までスクリューパスどころか山なりのパスしか出来なかった娘らがいつの間にかピッチいっぱいに広がったアタックラインを見事にボールをつないて走れるようになった。HKFCの両サイドのウィンガーは強くて足がある。トライのパターンはいつもラックやスクラムのポイントからパスを早くつないでウィンガー回すことだ。ひとつトライを許した後はこのいつものトライパターンで結果、5本を決めてくれた。左右それぞれのウィンガーが2本づつ、力強いセンターが相手のタックルを弾き飛ばしてひとつを決めてくれた。残り1分を切った。勝ちを確信した。27-10の快勝だった。スリーチアーズを終えて選手たちがベンチに戻ってくる。はち切れそうな笑顔だ。3月31日 香港スタジアムでの2022-2023シーズンのグランドファイナルだ。最高の親孝行の試合が楽しみだ。

写真のエミリーは対戦相手の主力選手。肩を脱臼してて今日はプレイ出来なかった。試合後何を話していたのかさっぱり分からなかった。

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