Welldone, Momo!

グッジョブ!

先週の日曜日の試合で、ももがトライした様子を友人のお母さんがビデオに撮ってくれていて送ってくれた。ゴール前のラックからボールをピックアップして前にいるディフェンスに突っ込んでいってドーン、トライを決めた様子が映っていた。

バックスがボールを展開して鮮やかに走り切って決めるトライはカッコいいと思う。観ている観客もボールが次々にパスされていく度に歓声が沸き起こってピッチの雰囲気も盛り上がる。自分が応援しているチームがトライを決めてくれたら周りでの観客同士でハイタッチして大はしゃぎするのもラグビー観戦の魅力のひとつだ。

ただ、私はゴール前のラックから何度も何度も愚直にボールをピックアップしてちょっとづつ前に進んで最後の最後に飛び込んだ選手の胸の中に大事に大事に抱えたボールの先がほんの少しだけ白いトライラインにかかって決めるトライが大好きなのだ。ラックの状態からレフリーはホイッスルを口元に持っていってしゃがみ込んでボールとトライラインの接点を確認しようとする。そして突然、しゃがんだままの姿勢からホイッスルと同時に右手が上がる。その瞬間、モール上で必死に攻防を続けていた両チームの選手達の動きが止まって明暗が分かれる。折り重なった人の一番下から満面の笑顔で立ち上がろうとするトライを決めたプレイヤー、それまで必死に全力を出し尽くして防御していた体から一気に力が抜けたプレイヤー達がゆっくりと起き上がり始める。そんなトライシーンが何とも言えず大好きなのだ。

それをももがやってくれた。一生忘れることのないトライシーンになるだろうな。よくやったと心から褒めてあげたいと思う。以前、同じようなトライシーンがあった。試合には勝ったのだけれど、試合後に私のところにきていきなり泣き出したことがあった。同じようにラックからボールをピックアップして飛び込んであと、ディフェンスに使ってヘルドアップでトライにならなかった。悔しいと試合後に大泣きしたことがあった。その時のことを思い出させるトライです。

トライシーンはこちら

それからもう一つ、Hong Kong Rugby UnionからU16Gの代表練習メンバーにセレクトされたので12月からの練習に参加するようにとメールが届いた。本人はめっちゃ喜んでんいた。1月1日には、選ばれた選手達によってドラゴンズとライオンズに分かれての記念試合が行われる。今から楽しみだ。